山森阿蘇神社
熊本県和水町にある神社
山森阿蘇神社(やまもりあそじんじゃ)は、熊本県玉名郡和水町西吉地にある神社。阿蘇神社の系列にあたる。
山森阿蘇神社 | |
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所在地 | 熊本県玉名郡和水町西吉地1399 |
位置 | 北緯33度04分06.7秒 東経130度35分44.1秒 / 北緯33.068528度 東経130.595583度座標: 北緯33度04分06.7秒 東経130度35分44.1秒 / 北緯33.068528度 東経130.595583度 |
主祭神 | 彦御子神(阿蘇惟人) |
創建 | 正治2年(1200年) |
地図 |
由来
編集阿蘇神社より、阿蘇五宮を奉戴し、彦御子神(阿蘇惟人)を祀る。
山森子ども神楽
編集祭礼に奉納される子ども神楽は江戸時代にはじまり、270年以上の歴史がある[2]。1979年(昭和54年)11月に熊本県から顕彰されている。舞手は1人、2人、4人で9座を舞う[3]。
山森阿蘇神社の楠
編集境内には「山森阿蘇神社の楠」があり、樹齢800年を数える。熊本県の天然記念物(1965年〈昭和40年〉2月25日付)に指定されている。この楠の大きさは、幹囲は約6.5 m、樹高は約25 m、枝張りは東西に20 m、南北に23 m。幹は、高さ約5 mで3つに分かれており、それぞれは直径が1 m前後の大枝で、四方八方に枝を伸ばしている[2]。
この楠には、白蛇伝説が残る。
「集中豪雨で集落の裏山が今にも崩れ落ちようとしていた崖に、白い大蛇が横たわり崩落を防ぎ、下の裏山は災害を免れたという伝説が残る。さらに火災の時には、燃える家と隣家の間に白蛇が横たわり、鱗の間から水を噴きだしたので、隣の家は類焼を免れたという。このようなことが西吉地ではたびたび起こり、災難は最小限に留まった。この白蛇が樟に宿っているのを見た人はいないが、村人の多くは白蛇がこの樟に住んでいると信じている」という[4]。