山梨県企業局
山梨県企業局(やまなしけんきぎょうきょく)は、山梨県の地方公営企業[1]。山梨県内において、電気事業(発電)、温泉事業及び地域振興事業を行なっている。
山梨県企業局が入っている山梨県庁舎北別館 | |
種類 | 地方公営企業 |
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本社所在地 |
日本 〒400-0031 山梨県甲府市丸の内1-6-1 山梨県庁舎北別館5階 |
設立 | 1965年(昭和40年)8月1日 |
業種 | 電気・ガス業 |
事業内容 | 電気事業、温泉事業 |
外部リンク | https://www.pref.yamanashi.jp/kigyo/ |
事業
編集発電事業
編集発電所の経営は、1957年(昭和32年)に運用を開始した西山発電所をはじめ、20の水力発電所を設置、運用している。また新エネルギーの開発として、東京電力と共同で曽根丘陵に米倉山太陽光発電所を設置し、2012年1月に運用を開始している。
温泉事業
編集1961年(昭和36年)に東八代郡石和町(現在の笛吹市)に温泉が自然湧出し、石和温泉として開かれたのを境にボーリングによる源泉発掘を行った。現在は、6本の源泉を保有している。また、西山ダム建設に伴い湖底に沈んだ奈良田温泉の再発掘を行い、1978年(昭和53年)に温泉が湧出している。
地域振興事業
編集八ヶ岳山麓の北杜市にある丘の公園内遺跡群周辺を総合スポーツ・レクリエーション施設「丘の公園」として1986年7月に開発した。2004年4月からは、株式会社清里丘の公園が指定管理者として管理・運営を行っている[2]。
かつて行っていた事業
編集歴史
編集管轄発電所一覧
編集以下の発電所で造られた電気は東京電力に売却され、県の貴重な収入源となっている。
発電所名 | 所在地 | 開始年 | 最大出力 | 取水元 | 放流先 | 備考 |
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野呂川発電所 | 南アルプス市・南巨摩郡早川町 | 1963年 | 20,000kW | 野呂川(小樺ダム)など | 奈良田第一発電所 | |
奈良田第一発電所 | 南巨摩郡早川町 | 1961年 | 27,200kW | 野呂川、野呂川発電所など | 奈良田第二発電所 | |
奈良田第二発電所 | 南巨摩郡早川町 | 1961年 | 4,400kW | 早川、奈良田第一発電所 | 早川(西山ダム) | |
奈良田第三発電所 | 南巨摩郡早川町 | 1985年 | 2,500kW | 黒河内、白河内など | 早川 | |
西山発電所 | 南巨摩郡早川町 | 1957年 | 18,800kW | 早川(西山ダム) | 早川 | |
湯島発電所 | 南巨摩郡早川町 | 1957年 | 2,000kW | 仙城沢 | 早川 | |
広瀬発電所 | 山梨市 | 1975年 | 3,200kW | 笛吹川(広瀬ダム) | 笛吹川 | |
天科発電所 | 山梨市 | 1975年 | 13,300kW | 笛吹川 | 笛吹川、柚ノ木発電所など | |
柚ノ木発電所 | 甲州市 | 1975年 | 17,800kW | 笛吹川、天科発電所 | 藤木発電所 | |
下釜口発電所 | 山梨市 | 1988年 | 1,800kW | 徳和川 | 笛吹川 | |
藤木発電所 | 甲州市 | 1926年 | 1,800kW | 柚ノ木発電所 | 笛吹川 | |
小屋敷第一発電所 | 甲州市 | 1926年 | 1,300kW | 笛吹川 | 笛吹川 | |
小屋敷第二発電所 | 甲州市 | 1926年 | 900kW | 笛吹川 | 笛吹川 | |
鼓川発電所 | 山梨市 | 1925年 | 380kW | 鼓川 | 鼓川 | |
琴川第一発電所 | 山梨市 | 1926年 | 900kW | 琴川、琴川第二発電所 | 琴川 | |
琴川第二発電所 | 山梨市 | 1928年 | 640kW | 琴川 | 琴川、琴川第一発電所 | |
琴川第三発電所 | 山梨市 | 2008年 | 1100kW | 琴川(琴川ダム) | 琴川 | |
塩川発電所 | 北杜市 | 1998年 | 1100kW | 塩川(塩川ダム) | 塩川 |
脚注
編集関連項目
編集- 地方公営企業
- ジャン=フランソワ・ミレー-1977年(昭和52年)に発電事業で得た利益(厳密には電気事業固定資産内の事業外固定資産)を基に彼の代表作「種まく人」「落穂拾い、夏」を購入した。現在は山梨県立美術館にて展示している。