山本啓介 (政治家)
山本 啓介(やまもと けいすけ、1975年6月21日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員(1期)。元長崎県議会議員(3期)。
山本 啓介 やまもと けいすけ | |
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生年月日 | 1975年6月21日(49歳) |
出生地 | 日本 長崎県壱岐市 |
出身校 | 皇學館大学文学部 |
前職 | 衆議院議員公設秘書 |
所属政党 | 自由民主党(岸田派→無派閥) |
公式サイト | 山本啓介公式サイト |
選挙区 | 長崎県選挙区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2022年7月26日 - 現職 |
選挙区 | 壱岐市選挙区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2011年4月 - 2022年5月 |
来歴
編集長崎県壱岐市出身。長崎県立壱岐高等学校、皇學館大学文学部卒業後、虎島和夫衆議院議員の私設秘書・公設秘書を務め、虎島の政界引退後は谷川弥一衆議院議員の公設秘書を務めた[1][2]。
2007年の長崎県議会議員選挙に壱岐市選挙区から立候補したが落選。2011年の県議選で初当選し、県議を3期務める[1]。
2021年からは自由民主党の長崎県連幹事長を約1年間務め[3]、保守分裂選挙となった2022年の長崎県知事選挙では、山本は現職の中村法道を支持せず、新人の大石賢吾を県連幹事長として支援し、大石は当選した[4]。
2022年3月20日、自民党長崎県連は同年夏の第26回参議院議員通常選挙長崎県選挙区(改選数1)の候補者選考を実施し、すでに引退を表明していた現職の金子原二郎農林水産大臣の後継として山本を擁立すると決定した。選考を巡っては金子が山本を推した一方、谷川は瀬川光之県議を推し、県連の選挙対策委員会での投票の結果、山本が瀬川ら4候補を破り候補者に選ばれた[5][6][7]。7月10日投開票の参院選では、当初山本陣営内では県連内の相次ぐ保守分裂の影響が懸念されたが、精力的にあいさつ回りを繰り返した山本が5人の候補を破り初当選した[8][4]。
2024年9月12日、自民党総裁選挙が告示され、旧岸田派からは林芳正と上川陽子の2人が立候補した。山本は林の推薦人に名を連ねた[9]。投票日前日の9月26日22時半頃、産経新聞は、麻生太郎が1回目の投票から高市早苗を支援するよう自派閥の議員に指示を出したとスクープした[10]。9月27日朝、岸田文雄首相は高市が決選投票に残る可能性が高いと踏み、「決選は高市氏以外。党員票が多い方に投じてほしい」と旧岸田派のメンバーに一気に指示を下ろした[11]。高市は1回目の議員投票で、報道各社の事前調査での30~40票を大きく上回る72票を獲得した[12]。党員数と合わせた得票数は1位だったが、決選投票で石破茂に敗れた。山本は1回目の投票では林に投じ[13]、決選投票では石破に投じた[13]。
政策・主張
編集憲法
編集- 憲法改正について、2022年のNHK、毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[14][15]。
- 9条改憲について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「改正して、自衛隊を他国同様の軍隊に位置づけるべきだ」と回答[15]。9条への自衛隊の明記について、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[14]。
- 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2022年のNHKのアンケートで回答しなかった[14]。
外交・安全保障
編集- 敵基地攻撃能力を持つことについて、2022年のNHKのアンケートで回答しなかった[14]。
- 普天間基地の辺野古移設について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[15]。
- ロシアは2022年2月24日、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始した[16]。日本政府が行ったロシアに対する制裁措置についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「適切だ」と回答[14]。同年の毎日新聞社のアンケートで「制裁をより強めるべきだ」と回答[15]。
- 2022年6月7日、政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を閣議決定した。NATO加盟国が国防費の目標としている「GDP比2%以上」が例示され、防衛力を5年以内に抜本的に強化する方針が明記された[17]。「防衛費を今後どうしていくべきだと考えるか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「ある程度増やすべき」と回答[14]。
ジェンダー
編集- 選択的夫婦別姓制度の導入について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[15]。同年のNHKのアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[14]。
- 同性婚を可能とする法改正について、2022年の毎日新聞社、NHKのアンケートで回答しなかった[15][14]。
- クオータ制の導入について、2022年のNHKのアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[14]。
その他
編集所属団体・議員連盟
編集支援団体
編集- 全国たばこ販売政治連盟(2022年参院選組織推薦候補者)[19]
脚注
編集- ^ a b “プロフィール”. 山本啓介公式サイト. 2022年7月27日閲覧。
- ^ “参院選立候補者の横顔 長崎選挙区 (届け出順)”. 西日本新聞. (2022年6月24日) 2022年7月27日閲覧。
- ^ “参院選2022・ながさき:候補者の横顔/上 /長崎”. 毎日新聞. (2022年6月24日) 2022年7月27日閲覧。
- ^ a b “長崎選挙区で自民党の山本啓介氏が初当選”. 読売新聞. (2022年7月10日) 2022年7月27日閲覧。
- ^ “自民、山本県議擁立へ 参院選、県連の議論紛糾せず”. 朝日新聞. (2022年3月21日) 2022年7月27日閲覧。
- ^ “参院選長崎、山本県議擁立へ…自民県連が投票で選出”. 読売新聞. (2022年3月21日) 2022年7月27日閲覧。
- ^ “長崎、自民に不協和音 相次ぐ紛争”. 産経新聞. (2022年6月13日) 2022年7月27日閲覧。
- ^ “長崎 参議院選挙結果・開票速報”. 参議院選挙2022特設サイト. NHK. 2022年7月11日閲覧。
- ^ “林芳正氏の推薦人一覧 自民党総裁選2024”. 日本経済新聞 (2024年9月12日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ “<独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から”. 産経新聞 (2024年9月26日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ 『中日新聞』2024年9月28日付朝刊、11版、1面、「結局派閥 再生遠く 岸田首相が指示『決選は高市氏以外に』」。
- ^ 遠藤修平、園部仁史、高橋祐貴 (2024年9月27日). “麻生、安倍派は「消極的支持」で広がり欠く 決選投票で敗れた高市氏”. 毎日新聞. 2024年10月1日閲覧。
- ^ a b “自民総裁に石破茂氏 「経験豊富」「地方に精通」 長崎県選出の議員ら期待”. 長崎新聞 (2024年9月28日). 2024年10月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “選挙区 長崎”. 候補者アンケート - 参院選2022. NHK. 2022年6月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “山本啓介 自民 長崎”. 第26回参院選. 毎日新聞社. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “ロシアが全面侵攻開始、ウクライナは自国を防衛=クレバ外相”. ロイター (2022年2月24日). 2022年2月28日閲覧。
- ^ 川田篤志、柚木まり (2022年6月8日). “防衛費や子ども関連費倍増も 財源検討は参院選後に先送り 政府が「骨太方針」閣議決定”. 東京新聞 2022年6月27日閲覧。
- ^ “2022年9月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2022年8月25日) 2022年8月27日閲覧。
- ^ “2022年6月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2022年5月25日) 2022年7月11日閲覧。
外部リンク
編集- 山本啓介公式サイト
- 山本啓介 (@yamamoto_ngs) - X(旧Twitter)
- 山本啓介 (keisuke21japan) - Facebook