山崎幸二
山崎 幸二(やまざき こうじ、1961年〈昭和36年〉1月16日[1] - )は、日本の陸上自衛官。第6代統合幕僚長。第36代北部方面総監、第36代陸上幕僚長を歴任した。
山崎 幸二 Koji Yamazaki | |
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生誕 |
1961年1月16日(63歳) 日本 山梨県 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
軍歴 | 1983年 - 2023年 |
最終階級 | 統合幕僚長たる陸将 |
概要
編集山梨県西桂町出身。西桂町立西桂小学校、西桂町立西桂中学校、山梨県立吉田高等学校を経て[2]、1983年(昭和58年)3月、防衛大学校本科土木工学専攻第27期卒業[3](防大の同期に佐藤正久・竹原信一)。陸上自衛隊に入隊後は、陸上自衛隊幹部候補生学校を卒業し、施設科部隊に配属。
2016年(平成28年)7月1日、第36代北部方面総監に就任。統率方針は「任務完遂」。要望事項は「使命の自覚・練磨即応・地域との連携」。
2017年(平成29年)7月28日の閣議において、南スーダンPKO日報問題で引責辞任する岡部俊哉の後任として陸上幕僚長に任命する旨の人事が了承・発令され、同年8月8日付で第36代陸上幕僚長に就任[4]。
2019年(平成31年)3月19日の政府閣議において、最長の在任期間(4年6ヶ月)となった河野克俊の後任として第6代統合幕僚長への昇格人事が了承され、同年4月1日をもって就任[5]。
2019年(令和元年)9月30日、渡米し、大韓民国の朴漢基合同参謀本部議長とともにマーク・ミリー統合参謀本部議長の就任式へ参加。翌10月1日には、三カ国の制服組トップ会談を行った[6]。
2022年(令和4年)5月、ロシアのウクライナ侵攻に伴うロシア政府による日本への報復措置(ロシア連邦への日本政府の政策に対する報復措置に関してのロシア外務省声明)によって、ロシア連邦への入国を恒久的に禁止された[7]。
2023年(令和5年)3月30日に退職[8]。在任は4年に及び、初代統合幕僚会議議長の林敬三、前任者の河野に次いで歴代第三位(統合幕僚長としては河野に継ぐ2番目)の長さであった。
略歴
編集- 1983年(昭和58年)3月:防衛大学校本科土木工学専攻卒業(第27期)、陸上自衛隊に入隊
- 1997年(平成 9年)7月:2等陸佐に昇任
- 2001年(平成13年)3月:第8施設大隊長兼第8師団司令部施設課長兼川内駐屯地司令
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)8月:陸上幕僚監部人事部補任課人事第1班長
- 2005年(平成17年)4月:中央資料隊付(米国陸軍戦略大学校留学)
- 2006年(平成18年)
- 8月:陸上自衛隊研究本部研究員
- 12月:陸上幕僚監部装備部装備計画課長
- 2008年(平成20年)8月1日:陸将補昇任、第4施設団長兼大久保駐屯地司令
- 2010年(平成22年)6月8日:西部方面総監部幕僚副長
- 2012年(平成24年)7月26日:陸上幕僚監部人事部長
- 2014年(平成26年)8月5日:陸将昇任、第9師団長
- 2015年(平成27年)3月30日:統合幕僚副長
- 2016年(平成28年)7月1日:第36代 北部方面総監に就任
- 2017年(平成29年)8月8日:第36代 陸上幕僚長に就任
- 2018年(平成30年)7月10日:米国政府からレジオン・オブ・メリット勲章が授与[9]
- 2019年(平成31年)4月1日:第6代 統合幕僚長に就任[5]
- 2020年(令和 2年)1月21日:フランス政府よりレジオンドヌール勲章オフィシエを受章[10][11]
- 2023年(令和 5年)
栄典
編集- レジオン・オブ・メリット・コマンダー - 2018年(平成30年)7月10日[9]
- レジオンドヌール勲章・オフィシエ - 2020年(令和2年)1月21日
- オーストラリア勲章・オフィサー - 2022年(令和4年) 12月2日[15]
- レジオン・オブ・メリット・コマンダー - 2023年(令和5年)3月19日[13]
- セント・モーリス章 - 2022年 (令和4年) 11月12日[16]
脚注
編集- ^ 統合幕僚監部HP 統合幕僚長プロフィール
- ^ "広報 にしかつら 平成30年1月号" (PDF). 西桂町. 2021年4月12日閲覧。
- ^ 防衛大学校土木会(建設環境(旧土木)工学科同窓会)
- ^ 事務次官に豊田氏、陸幕長後任には山崎氏(日本経済新聞、2017年7月28日)
- ^ a b 防衛省発令(将人事)2019年4月1日2019年3月19日閲覧
- ^ “GSOMIA終了決定後、初めて会った韓日米の制服組トップ「北東アジアの平和ために多国間協力を強化」”. 中央日報 (2019年10月1日). 2019年11月13日閲覧。
- ^ “ロシア外務省:Заявление МИД России об ответных мерах на политику правительства Японии в отношении Российской Федерации”. www.mid.ru. 2022年5月4日閲覧。
- ^ a b 防衛省発令(将人事)(2023年3月30日付)
- ^ a b Japan honors the fallen | Article | The United States Army
- ^ 統合幕僚監部HP 統合幕僚監部の出来事
- ^ “自衛隊の山崎幸二統合幕僚長がレジオン・ドヌール勲章を受章”. 駐日フランス大使館 (2020年12月29日). 2021年5月30日閲覧。
- ^ 防衛省発令(将人事)2023年1月16日 (PDF) 2023年1月16日閲覧
- ^ a b 防衛省統合幕僚監部 [@jointstaffpa] (2023年3月19日). "山崎統合幕僚長は、駐日米国大使公邸において、勲章「ザ・リージョン・オブ・メリット・ディグリー・オブ・コマンダー」を拝受しました。". X(旧Twitter)より2023年3月20日閲覧。
- ^ “島田前防衛次官が顧問退任 防衛省”. 産経新聞. (2023年7月12日) 2023年7月15日閲覧。
- ^ https://twitter.com/jointstaffpa/status/1598646588959621120
- ^ https://twitter.com/jointstaffpa/status/1326834602619539457
出典
編集- 防衛省将官人事:2008年~2019年
- 防衛年鑑(2010年版) ISBN 9784938468316
- 防衛年鑑(2015年版)
外部リンク
編集- 統合幕僚長からのメッセージ - 防衛省統合幕僚監部
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