山下友美
山下 友美(やました ともみ、1月25日[1] - )は、日本の漫画家。女性[2]。東京都出身[1]。薬剤師と兼業で活動後、専業漫画家となる[3]。代表作は『モンスターDJシリーズ』[1]、『薬師アルジャン』[1]。
山下 友美 | |
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生誕 |
????年1月25日 日本・東京都 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1989年 - 2022年 |
ジャンル | 少女漫画 |
代表作 |
『モンスターDJシリーズ』[1] 『薬師アルジャン』[1] |
受賞 | 第15回白泉社アテナ新人大賞デビュー賞(「追憶のメロディー」) |
来歴
編集東京都立小石川高等学校を経て[4]、共立薬科大学薬学部を卒業[3][4]。大学在学中、『花とゆめFRESH増刊 1989年7月1日号』(白泉社)に掲載の「鬼棲む町」でデビュー[3][1]。大学卒業後、院内薬局の薬剤師として勤務のかたわら、『花とゆめ』で『D・Jシリーズ』を連載。1990年には「追憶のメロディー」で第15回白泉社アテナ新人大賞デビュー賞を受賞した。
のち『別冊花とゆめ』『セリエX』(いずれも白泉社)、『プリンセスGOLD』(秋田書店)でも執筆した。薬剤師である自身の経験を活かした[1]『薬師アルジャン』(2004年~2009年、プリンセスGOLD連載)は薬事関係のメディアに取り上げられ、薬事関係の雑誌にも執筆活動の場を広げる[3][4][5]。2010年代からは『ハーモニィRomance』(宙出版)、『ハーレクインオリジナル』(ハーパーコリンズ・ジャパン)を活動の中心とした。2021年、初期の代表作『D・Jシリーズ』のうち、既刊単行本に未収録だった3作品と書き下ろし1作品を収録した同シリーズ第4巻「ラスト・ギャンブル」が白泉社から電子書籍で刊行。その後、「代書屋佐永」「プリーズMr.ポストマン」「ひみつのゴードン博士」などが白泉社から電子書籍で復刊した。
作品リスト
編集書籍
編集- D・Jシリーズ(花とゆめ、1990年 - 1993年)
- モンスターD.J.(D・Jシリーズ第1巻、1991年)
- 真夜中のストレンジャー(D・Jシリーズ第2巻、1991年)
- 憧れのアメリカンD.J.(D・Jシリーズ第3巻、1992年)
- ラスト・ギャンブル(D・Jシリーズ第4巻、2021年)
- ピーターとマリア(花とゆめ、1992年、全1巻)
- 奇妙な果実達(花とゆめ、1993年 - 1994年、全1巻)
- 超音速スーパーソニック(花とゆめPLANET増刊、1993年、全1巻)
- プリーズMr.ポストマン(プリンセスGOLD、全1巻)
- 代書屋佐永(プリンセスGOLD、2001年 - 2002年、全3巻)
- 薬師アルジャン(プリンセスGOLD、2004年 - 2009年、全11巻)
- 海賊姫 〜キャプテン・ローズの冒険〜(プリンセスGOLD、2010年 - 2012年、全5巻)
- ひみつのゴードン博士シリーズ(プリンセスGOLD、2010年、全2巻)
- 暁のブレーメン(ホラーM、2011年、全1巻)
- 妖怪と薬売り(怪COMIC、2013年、全1巻)
ハーレクイン
編集- 三カ月だけフィアンセ(ハーレクインコミックス、2012年)原作:ナンシー・ウォレン
- 千と一つの夜を超えて(ハーレクインコミックス、2013年)原作:メレディス・ウェバー
- 再会は憎しみに満ちて(ハーレクインコミックス、2013年)原作:インディア・グレイ
- 永遠のアナスタシア(ハーレクインコミックス、2013年)原作:キャロル・モーティマー
- 億万長者の花嫁(ハーレクインコミックス、2013年)原作:キム・ローレンス
- 恋に落ちた眠り姫(ハーレクインコミックス、2014年)原作:メリッサ・マクローン
- 新妻を演じる夜(ハーレクインコミックス、2014年)原作:ペニー・ジョーダン
- 噂をとめられない!(ハーレクインコミックス、2014年)原作:エリザベス・ベヴァリー
- 望まれぬプロポーズ(ハーレクインコミックス、2015年)原作:ペニー・ジョーダン
- 三カ月だけフィアンセ(ハーレクインコミックス・キララ、2015年)原作:ナンシー ウォレン
- 過去からの旅人(ハーレクインコミックス、2015年)原作:マリーン・ラブレース
- 幸せになるためのリスト(ハーレクインコミックス、2015年)原作:マーナ・マッケンジー
- ギリシア富豪は仮面の花婿(ハーレクインコミックス、2015年)原作:シャロン・ケンドリック - 電子書籍限定。
- サタンの花嫁(ハーレクインコミックス、2015年)原作:アン・ヘリス
- 大富豪と誘惑旅行(ハーレクインコミックス、2016年)原作:ミランダ・リー - 電子書籍限定。
- 涙のエンゲージリング(ハーレクインコミックス、2016年)原作:シャロン・ケンドリック - 電子書籍限定。
- 伯爵との一夜のあとで(ハーレクインコミックス、2017年)原作:ジェシカ・ギルモア
- 純潔の囚われびと(ハーレクインコミックス、2017年)原作:ケイト・ヒューイット - 電子書籍限定。
- 王と身代わりの花嫁(ハーレクインコミックス、2017年)原作:ケイト・ヒューイット - 電子書籍限定。
- 塔の上の秘恋(ハーレクインコミックス、2018年)原作:キャロル・マリネッリ - 電子書籍限定。
- 夏の雨にぬれても(ハーレクインコミックス、2018年)原作:ダイアナ・ハミルトン - 電子書籍限定。
- 億万長者に捧げた一夜(ハーレクインコミックス、2018年)原作:リン・レイ・ハリス
- 始まりはミステリー 秘密、暴かせていただきます!(ハーレクインコミックス、2019年)原作:ハイディ・ライス - 電子書籍限定。
- 迷い込んだ愛の森(ハーレクインコミックス、2020年)原作:ヘレン・ディクソン
- 昼の顔、夜の顔(ハーレクインコミックス、2020年)原作:ローリー・フォスター - 電子書籍限定。
- やさしき夜に抱かれ(ハーレクインコミックス、2021年)原作:ローリー・フォスター - 電子書籍限定。
- 麗しき三姉妹シリーズ
- 新妻を演じる夜(ハーレクインコミックス、2021年)原作:ペニー・ジョーダン
- 一夜の愛に賭けて(ハーレクインコミックス、2021年)原作:ペニー・ジョーダン
- 幸せになるためのリスト(ハーレクインコミックス、2022年[7])原作:マーナ・マッケンジー
コミックス未収録作品
編集- 白泉社刊行分
- 夢追人の未来学(花とゆめプラネット増刊、1989年)
- ラッキー君のうた(花とゆめ、1991年)
- マイ・スイート・ホーム(1993年、別冊花とゆめ)
- バトル・ティーチャー・J(花とゆめ、1993年)
- ボール・フレンド(別冊花とゆめ、1994年)
- ディスカバー 方舟の獣たち(別冊花とゆめ、1994年 - 1995年)
- 朝日ソノラマ刊行分
- あしながおじさん(ネムキ、1998年)
- 秋田書店刊行分
- 幻想館1 メアのための風景(プリンセスGOLD、1999年)
- 幻想館2 鉄太郎(プリンセスGOLD、2000年)
- ハルシオン・デイズ(プリンセスGOLD、2004年)
自費出版
編集- Gペン潜入記〜薬を巡る旅(2013年、全1巻[3])
脚注
編集- ^ a b c d e f g h “山下友美”. ハーレクインライブラリ. ハーレクイン. 2022年1月11日閲覧。
- ^ 山下友美 [@nut40] (2021年8月23日). "毎年インフルエンザも打ってる女。..." X(旧Twitter)より2022年4月9日閲覧。
- ^ a b c d e “薬剤師漫画家 山下友美さんのご紹介”. 一般社団法人北多摩薬剤師会. 2022年1月11日閲覧。
- ^ a b c “薬学と私 第33回 漫画家 山下友美 氏 「どんなに無関係に思える物事にも意味がある。活かすもムダにするのも自分次第。経験は芸の肥やし」”. 日本薬学会 (2013年9月23日). 2022年4月9日閲覧。
- ^ “エニイクリエイティブからのお知らせ”. エニイクリエイティブ (2007年12月14日). 2008年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月9日閲覧。
- ^ 山下友美 [@nut40] (2022年4月8日). "創作活動終了の報告(Webアーカイブ)..." 2022年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2022年4月9日閲覧。
- ^ “【1月11日付】本日発売の単行本リスト”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月11日) 2022年1月11日閲覧。
外部リンク
編集- ほらふき山日記 - 本人ブログ
- 山下友美 (@yayasese11) - X(旧Twitter)(2022年4月16日 - )
- 山下友美 (@nut40) - Twitter - ウェイバックマシン(2022年4月8日アーカイブ分)(2009年7月 - 2022年4月16日)
- 編集部日記 - ANY CREATIVEからのお知らせ - ウェイバックマシン(2008年2月17日アーカイブ分)