屋形石の七ツ釜
佐賀県唐津市の海岸にある海食洞群
概要
編集屋形石の七ツ釜は、佐賀県唐津市屋形石に位置し、上場台地が玄界灘に落ち込む場所である。玄武岩の柱状節理が発達していることで知られる。
「屋形石の七ツ釜」(やかたいしのななつがま)として、1925年に国の天然記念物に指定された。
7つの海食洞があるということから、「七ツ釜」と名付けられたが、実際には7つ以上の洞がある。呼子からは観光船が出ているが、入口から数mまでは、観光船が中に入れる程の大きさのものもある。
七ツ釜の上部は天然の芝でおおわれ、休日を過ごすのには丁度よい散策地である。近くには波戸岬、立神岩がある。天気のよい日には遠く壱岐・対馬も遠望することができる。
フリーダイバーのジャック・マイヨールゆかりの地でもある。
象の鼻
編集海上から見ると伏せた体勢の象の鼻に見えることからそう呼ばれている。七ッ釜の中で最も海に近いスポット。
眼鏡岩
編集七ッ釜の中で最も西にあるスポット。海面から岩が飛び出ている。海面に映る姿が眼鏡の形に似ていることから眼鏡岩と名付けられている。眼鏡岩から横野や大友や友崎を眺めることができる。
土器崎神社
編集神功皇后が三韓出兵(新羅出兵)出陣の際に酒を入れた土器を海神に供えた場所との伝承もあり、気長足姫尊(おきながたらしひめのみこと=神功皇后)を祀る小さな神社。
その他のエリア
編集- ガガラ瀬
- 黒瀬
- 平瀬
- 乙姫像
- シュロの木
参考文献
編集- 『ふるさとの文化遺産 郷土資料事典 41 佐賀県』人文社 1998年4月1日発行
関連項目
編集- 佐賀県の観光地
- 地質・鉱物天然記念物一覧
- 玄海国定公園
- 七釜(曖昧さ回避)
外部リンク
編集座標: 北緯33度32分56.4秒 東経129度55分56.8秒 / 北緯33.549000度 東経129.932444度