尾頭町
尾頭町(おとうちょう)は、愛知県名古屋市熱田区にある町名。丁番を持たない単独町名である。住居表示実施済み[WEB 4]。
尾頭町 | |
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北緯35度8分9.61秒 東経136度53分58.22秒 / 北緯35.1360028度 東経136.8995056度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 名古屋市 |
区 | 熱田区 |
人口 (2018年(平成30年)12月1日現在)[WEB 1] | |
• 合計 | 110人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
456-0017[WEB 2] |
市外局番 | 052 (名古屋MA)[WEB 3] |
ナンバープレート | 名古屋 |
地理
編集名古屋市熱田区の北部に位置し、東は五本松町、西は川並町、南は旗屋、北は新尾頭に接する。
河川
編集歴史
編集愛知郡尾頭町(熱田尾頭町)を前身とする。江戸期は熱田村の一部。
町名の由来
編集由来は諸説あり、おもに3つの説が語られている[1]。
12世紀の終わり頃、中心部から330メートルほど南方に城畠というところがあり、古渡の豪族尾頭次郎義次の居城が当地にあったことによる説[注釈 1]や、旧元興寺の開創者、道場法師が日頃から蛇を首に巻いていて、蛇の尾と頭が肩から垂れ下がっている様子を、人々が奇異とみて尾頭の里と噂したことによるという説[1]、烏頭の里と呼ばれていたのが尾頭に変化した説などがある[2]。
このうち烏頭の里と呼ばれた説については、当地が熱田台地の尾根筋と尾張平野の南部を結ぶ接点であり、長い坂道が鵜の首のようであったため、烏頭の里と呼ばれていたものが、中世初期に「尾頭」に変化したという説である[1]。「うとう」と呼ばれる土地は、中山道や関ケ原町など全国にあり、台地と平地がだらだらと続く坂を「うとう」と呼ぶ例が多い[1]。
読みについては、尾頭ははじめ、「おがしら」と呼ばれたが、後に「おとう」と変化したという説[3]。表記についても、古くは「烏頭」と書き、鎌倉時代には「尾藤」と書かれたという説がある[1]。
「尾頭」の名は、尾頭橋や「尾頭神社」など近隣一帯に様々な形で残る[3]。
沿革
編集世帯数と人口
編集2018年(平成30年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
尾頭町 | 74世帯 | 110人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口および世帯数の推移。
1995年(平成7年)[WEB 5] | 179世帯 351人 |
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2000年(平成12年)[WEB 6] | 139世帯 248人 |
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2005年(平成17年)[WEB 7] | 108世帯 180人 |
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2010年(平成22年)[WEB 8] | 88世帯 133人 |
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2015年(平成27年)[WEB 9] | 104世帯 145人 |
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 10]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 11]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
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全域 | 名古屋市立高蔵小学校 | 名古屋市立沢上中学校 | 尾張学区 |
施設
編集- 名古屋トヨペット 本社
- 雲心寺
- 念法真教名古屋念法寺
- 高蔵幼児園
-
名古屋トヨペット本社
-
雲心寺(2015年10月)
-
念法真教名古屋念法寺(2014年5月)
その他
編集日本郵便
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集WEB
編集- ^ a b “町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2018年12月20日). 2019年1月6日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年1月6日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
- ^ “熱田区の町名”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年1月12日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月20日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月20日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
- ^ “市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ “平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年01月06日閲覧 (PDF)
書籍
編集- ^ a b c d e 名古屋市熱田区役所区民室広報広聴係 1990, p. 43.
- ^ 名古屋市計画局 1992, pp. 419–420.
- ^ a b 名古屋市教育委員会 2018, p. 26.
- ^ a b c d e f g 名古屋市計画局 1992, p. 812.
- ^ 名古屋市計画局 1992, p. 810.
参考文献
編集関連項目
編集外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、尾頭町に関するカテゴリがあります。