小麦色のマーメイド」(こむぎいろのマーメイド)は、1982年7月21日にCBS・ソニーからリリースされた松田聖子の10枚目のシングル[2]。規格品番:07SH 1188(EP盤)。2004年には紙ジャケット仕様の完全生産限定盤12cmCDとして再びリリースされている。

「小麦色のマーメイド」
松田聖子シングル
初出アルバム『金色のリボン
B面 マドラス・チェックの恋人
リリース
規格 EP盤
ジャンル ポップ・ミュージック
時間
レーベル CBS・ソニー
(8cmCD含む)
Sony Records
(12cmCD)
作詞 松本隆
作曲 呉田軽穂
プロデュース 若松宗雄
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1982年8月度月間1位(オリコン)
  • 1982年9月度月間4位(オリコン)
  • 1982年度年間15位(オリコン)[1]
  • 1位(ザ・ベストテン
  • 1982年度年間23位(ザ・ベストテン)
  • 1位(ザ・トップテン
  • 松田聖子 シングル 年表
    渚のバルコニー
    1982年
    小麦色のマーメイド
    1982年
    野ばらのエチュード
    1982年
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    制作

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    小麦色のマーメイド」に関して、出来上がった曲を聴いたプロデューサー・若松宗雄は、サビのメロディーにもっと広がりが欲しいと注文したが、それぞれ作曲、編曲を手がけた呉田軽穂松任谷正隆は、このままで行きたいと主張した。結局、松任谷サイドの意見が採用されたが、結果的に大人っぽい楽曲に仕上がり成功したと若松は後に語っている。

    歌唱時の振付として、″WINK WINK WINK″と繰り返すブリッジ部分の歌詞に倣い、3回目の″WINK″に合わせてカメラに向かってウィンクをすることがある。

    歌詞中の″裸足のマーメイド″について、「足がないはずの人魚が″裸足″とはどういうことか」という質問が多く寄せられた。作詞の松本はこれに対するメッセージを『ザ・ベストテン』(TBS)に寄せ、「ビートルズの曲に『第八の日』という実際に存在しない曜日のことを歌ったものがある。それと同じように、実際には人魚は存在しないけれど、歌は存在しないものを歌うこともある。歌の中の彼女は、自分が人魚みたいだとイメージしているのだ」という趣旨の返答をしている[3][4]

    ザ・トップテン』(日本テレビ)では、飛行機に乗る直前に出演することとなり、中継先の大阪国際空港にて日本航空のカウンター前で歌ったことがある。

    収録曲

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    全作詞:松本隆/作曲:呉田軽穂(松任谷由実)/編曲:松任谷正隆

    1. 小麦色のマーメイド(3:36)
    2. マドラス・チェックの恋人(3:26)

    カバー

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    関連作品

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    脚注

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    1. ^ 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.38.
    2. ^ ディスコグラフィ|松田聖子オフィシャルサイト”. www.seikomatsuda.co.jp. 2022年10月16日閲覧。
    3. ^ ″裸足″のマーメイドについて 松本隆『確かに裸足のマーメイドという一見矛盾したフレーズは、小学生以下の方々には素朴な疑問に映るかもしれません。ビートルズにエイト・デイズ・ア・ウィークという詩があります。直訳すると一週間に八日というタイトルで、一週間は七日なのにおかしいじゃないかと天国のジョン・レノンに投書する几帳面な方もいると思いますが、ジョンとポールは君を愛する為には週に七日じゃ足りない、八日いるんだということを詩の行間で伝えています。裸足のマーメイドというのも同じ様に行間で、「私は人魚のようにあなたの後を泳いでいきたいけど、現実には裸足の人間であって、愛に向かって飛び込めない」つまり最後のフレーズ、好きよと嫌いよの間の空白の部分の微妙に揺れ動く女性の心理に結び付くわけです。もちろん鋭い人ならマーメイドという言葉の裏にアンデルセンの童話である「人魚姫」の悲しいイメージを読み取ってもらえると思います』
    4. ^ 中川, pp. 192–193.

    参考文献

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    • 中川右介『松田聖子と中森明菜 1980年代の革命』朝日新聞出版朝日文庫〉、2014年12月30日。ISBN 978-4-02-261814-6 

    関連項目

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