小野田駅
山口県山陽小野田市にある西日本旅客鉄道の駅
小野田駅(おのだえき)は、山口県山陽小野田市大字東高泊にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である[1]。
小野田駅 | |
---|---|
駅舎(2015年7月) | |
おのだ Onoda | |
山口県山陽小野田市大字東高泊1723-1 | |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
電報略号 | オノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,162人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1900年(明治33年)12月3日[2] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■山陽本線 |
キロ程 | 488.0 km(神戸起点) |
◄宇部 (3.5 km) (6.3 km) 厚狭► | |
所属路線 | ■小野田線 |
キロ程 |
11.6 km(居能起点) 宇部新川から13.4 km |
◄目出 (1.9 km) | |
備考 | 無人駅 |
歴史
編集- 1900年(明治33年)12月3日:山陽鉄道 三田尻駅(現・防府駅) - 厚狭駅間の開通と同時に開業[2]。旅客・貨物の取扱を開始[2]。
- 1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道の国有化により官設鉄道の駅となる[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1915年(大正4年)11月25日:小野田軽便鉄道がセメント町駅(現・小野田港駅)まで開業[3]。国有鉄道との共同使用駅となる。
- 1923年(大正12年)6月25日:小野田軽便鉄道が小野田鉄道に社名変更[3]。
- 1943年(昭和18年)4月1日:小野田鉄道が国有化し小野田線となり[3]、国有鉄道単独駅に戻る。
- 1947年(昭和22年)
- 1948年(昭和23年)2月1日:線路名称改定。宇部西線が小野田線に改称される[3]。
- 1951年(昭和26年)6月8日:駅舎改築[5]。
- 1984年(昭和59年)1月21日:車扱貨物の取扱を廃止[2]。駅南側に有蓋車用の貨物ホームが設置されていた。
- 1986年(昭和61年):みどりの窓口営業開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 2005年(平成17年)4月1日:ジェイアール西日本広島メンテック(現:JR西日本広島メンテック)による業務委託駅となる。
- 2021年(令和3年)
- 2023年(令和5年)
駅構造
編集島式ホーム2面4線を有する地上駅[1]。3・4番のりば、5・6番のりばがそれぞれ同一平面上にあり、各ホームは跨線橋で連絡している。
みどりの券売機が設置されている。かつてはみどりの窓口が設置されていた[9]が、現在は営業を終了している。駅員は周辺駅を含めて巡回するため、改札口付近に設置されているインターホンにて対応する運用となっている[8]。
自由通路の設置及び駅舎の橋上駅化を実施する構想があり、山陽町と小野田市の合併時に策定された新市建設計画にも掲載されている[10]が、その整備計画は具体化していない。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
3 | ■小野田線 | - | 雀田・長門本山方面 |
4 | ■山陽本線 | 下り | 下関・九州方面 |
5 | (臨時用) | ||
6 | ■山陽本線 | 上り | 新山口・防府方面 |
- 付記事項
- 使用停止となった1番のりばはもともと小野田線の本線(現在小野田線の全列車が使用する3番のりばはあくまで副本線の扱いであった)で、2003年(平成15年)ダイヤ改正以前は小野田線電車が1本のみ使用していたが、以降使われなくなった。2008年(平成20年)12月までには架線が撤去され電車の進入ができなくなり、2009年(平成21年)4月までには分岐器・信号機等も撤去された。これに伴い、3番のりばが小野田線の本線として整備され、山陽本線への渡り線も切断された。そのため現在は当駅を介して山陽本線と小野田線を直通運転することは出来ない。なお、以前は小野田線車両の夜間留置が行われていた。
- 5番のりばは山陽本線の中線であるが、定期旅客列車の発着はなく、試運転及び工事・非常時[11]の折り返しとして使用されることが多い。
- かつては1・3番のりばの間にホームのない中線として2番線が存在し、厚狭 - 宇部間の貨物専用線とも接続していたが、既に撤去され現存しない。
- かつて当駅西側、県道71号線と山陽本線との交差部南東に隣接して箒型貨物ヤードがあった。引上線は本線のように北西にカーブすること無く真直ぐ西方向に川を渡って伸びていた。
- かつて6番のりば北側に仕分線群が広がっていたが、現在は行止まりの側線1線のみを残して撤去されている。
利用状況
編集1日平均乗車人員は以下の通り[12]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 1,679 |
2000 | 1,602 |
2001 | 1,507 |
2002 | 1,417 |
2003 | 1,391 |
2004 | 1,335 |
2005 | 1,301 |
2006 | 1,272 |
2007 | 1,275 |
2008 | 1,332 |
2009 | 1,253 |
2010 | 1,268 |
2011 | 1,247 |
2012 | 1,289 |
2013 | 1,347 |
2014 | 1,284 |
2015 | 1,315 |
2016 | 1,329 |
2017 | 1,371 |
2018 | 1,382 |
2019 | 1,311 |
2020 | 1,123 |
2021 | 1,098 |
2022 | 1,162 |
駅周辺
編集- 山陽小野田市役所
- 山口県立小野田高等学校
- サビエル高等学校
- 山陽小野田市立高千帆中学校
- 山陽小野田市立高千帆小学校
- 高千帆郵便局
- 山口銀行小野田駅前支店
- 西京銀行日の出支店
- 山陽小野田警察署
- 国道190号
- 山口県道30号小野田美東線
- 山口県道71号小野田山陽線
- 山口県道223号小野田港線
- 小野田オリエンタルホテル]
- ダイレックス小野田店
- つねまつ菓子舗
バス路線
編集隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 49号 福山駅・宇部新川駅・忠海駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月28日、27頁。
- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、234頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d e 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「山口線・美祢線・宇部線・小野田線・岩徳線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第7号、朝日新聞出版、2009年8月23日、25頁。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、99頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 日本国有鉄道中国支社 編『中国支社30年史』日本国有鉄道中国支社、1966年10月31日、359頁。doi:10.11501/8798368。全国書誌番号:66010199。
- ^ 『在来線(山口エリア)および山陽新幹線でのICカードサービス拡大 〜2023年4月1日(土)スタート!〜』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2022年12月21日。オリジナルの2022年12月21日時点におけるアーカイブ 。2022年12月21日閲覧。
- ^ 『2023年春 山口県内のICOCAエリアを拡大します! 〜ICOCAが山陽線徳山〜下関駅間で利用可能になります〜』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2022年2月9日。オリジナルの2022年2月9日時点におけるアーカイブ 。2022年2月12日閲覧。
- ^ a b “小野田駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月6日閲覧。
- ^ “小野田駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2020年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月29日閲覧。
- ^ 小野田市・山陽町合併協議会 新市建設計画(資料編) (PDF)
- ^ 2023年7月豪雨で実績あり
- ^ 山口県統計年鑑 - 山口県
関連項目
編集外部リンク
編集- 小野田駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道