小野恭靖
小野 恭靖(おの みつやす、1958年8月18日 - )は、日本の日本文学研究者。学位は、文学博士(早稲田大学・論文博士・1996年)(学位論文「中世歌謡の基礎的研究」)。大阪教育大学教授[1]。専門は中世歌謡。また言葉遊びの史的研究も行っており、その関連の著書もある。
略歴
編集静岡県沼津市生まれ。1981年、早稲田大学第一文学部日本文学専攻卒業。1988年、同大学院博士後期課程単位取得退学[2]。
1987年から1990年、早稲田大学助手、大阪教育大学助教授、大阪教育大学教育学部教授。1996年に「中世歌謡の基礎的研究」で、早稲田大学より文学博士の学位を取得。1998年から1999年、国文学研究資料館助教授(併任)[2]。大阪教育大学学長補佐。
著書
編集- 『中世歌謡の文学的研究』(笠間書院) 1996
- 『「隆達節歌謡」の基礎的研究』(笠間書院) 1997
- 『近世歌謡の諸相と環境』(笠間書院) 1999
- 『ことば遊びの文学史』(新典社選書) 1999
- 『絵の語る歌謡史』(和泉書院) 2001
- 『ことば遊びの世界』(新典社選書) 2005
- 『韻文文学と芸能の往還』(和泉書院) 2007
- 『子ども歌を学ぶ人のために』(世界思想社) 2007
- 『ことば遊びへの招待』(新典社新書) 2008
- 『さかさことばのえほん』(高部晴市絵、鈴木出版、ひまわりえほんシリーズ) 2009
- 『ことばと文字の遊園地』(新典社新書) 2010
- 『戦国時代の流行歌 - 高三隆達の世界』(中公新書) 2012
- 『歌謡文学の心と言の葉』(和泉書院) 2016
- 『古典の叡智 - 老いを愉しむ』(新典社選書) 2017
- 『室町小歌 - 戦国人の青春のメロディー4』(笠間書院、コレクション日本歌人選06) 2019
共編著
編集- 『「隆達節歌謡」全歌集 本文と総索引』(編、笠間書院、笠間索引叢刊) 1998
- 『歌謡文学を学ぶ人のために』(編、世界思想社) 1999
- 『近世流行歌謡 本文と各句索引』(編、笠間書院、笠間索引叢刊) 2003
脚注
編集- ^ “新典社新書 ことばと文字の遊園地”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2024年9月29日閲覧。
- ^ a b “研究者プロフィール”. web.archive.org (2014年7月15日). 2024年9月29日閲覧。