小谷口直子
小谷口 直子(こたにぐち なおこ)は、兵庫県生まれのクラリネット奏者。
小谷口直子 | |
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出身地 | 日本 兵庫県 |
学歴 | ウィーン国立音楽大学 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | クラリネット奏者、大学講師 |
担当楽器 | クラリネット |
人物
編集兵庫県立兵庫高等学校を経て、東京芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院修士課程修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてウィーン国立音楽大学に留学。
これまでに、クラリネットを藤井一男、村井祐児、山本正治、川畑真一、J.ヒンドラー、G.パッヒンガーに、室内楽をG.ポコルニー、A.クユムジャンに師事。
現在、京都市交響楽団 首席奏者。オーケストラ活動の他、ソロリサイタルや室内楽公演、各地でのアウトリーチ活動等、全国で幅広い活動をしている。また、日本音楽コンクールをはじめ各種コンクールの審査員としても起用されている。京都市立芸術大学、同志社女子大学非常勤講師[1][2]。
賞歴
編集2001年、第12回日本木管コンクール・クラリネット部門で第2位(1位は外国人)。
2002年、第14回宝塚ベガ音楽コンクール・木管楽器部門で第1位。
第71回日本音楽コンクール・クラリネット部門で第1位。併せて、増沢賞(全部門の入賞者の中から最も印象的な演奏・作品に贈られる賞、管楽器奏者の受賞はコンクール史上初)、E.ナカミチ賞を受賞。新日本フィルハーモニー交響楽団と共演。
主な出演
編集2005年、『2005国際クラリネットフェスト』に出演。
2007年、東京芸術大学創立120周年記念演奏会に卒業生を代表してソリスト出演。また、(財)地域創造の『平成20〜21年度 公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト』に選出され、演奏会に加えアウトリーチ活動を各地で展開。
2009年、『第25回〈東京の夏〉音楽祭2009』「日本の若き実力」にソリスト出演。また、東京オペラシティ文化財団主催『B→C バッハからコンテンポラリーへ』 シリーズで、東京オペラシティ初リサイタル。
このほか、全国主要オーケストラ・吹奏楽団体からの招きにより多数のソリスト協演、各種コンクールの審査員や、NHK、NHK-BS、NHK-FMへの出演、協演CDリリース、音楽専門雑誌での対談などメディアへの露出[1][2]。
主な著書
編集- 「これが吹けりゃ~人気者!クラリネットでキメる!大ネタ小ネタ 100曲」
- ヤマハミュージックメディア 2013年1月18日刊 ISBN 978-4636893656
- 「これが吹けりゃ~人気者!ちょっと吹けるとサマになる!クラリネット 大ネタ小ネタ100曲」
- ヤマハミュージックメディア 2016年3月12日刊 ISBN 978-4636930320
CDリリース
編集- 2014年 CD「A.ウール/クラリネットのための48の練習曲」ALM Records, ALCD-3102, 3103 (2CD), JAN 4530835 110606
- 2021年 CD「小谷口直子&岡崎悦子~レーガー:クラリネット・ソナタ集」マイスター・ミュージック
脚注
編集- ^ a b c “東京オペラシティ B→C小谷口直子(クラリネット)出演者プロフィール”. 公益財団法人 東京オペラシティ文化財団. 2009年11月17日閲覧。
- ^ a b c “A. ウール:クラリネットのための48の練習曲”. コジマ録音. 2014年9月7日閲覧。