小石川正弘
日本の天文家 (1952-)
小石川 正弘(こいしかわ まさひろ、1952年 - 2020年8月26日[1])は、日本の天文家である。宮城県出身。
発見した小惑星 | |
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(3994) 愛子 | 1988年12月2日 |
(4292) 青葉 | 1989年11月4日 |
(4407) 太白 | 1988年10月13日 |
(4539) 宮城野 | 1988年11月8日 |
(4871) リバーサイド | 1989年11月24日 |
(5128) 若林 | 1989年2月20日 |
(5751) 蔵王 | 1992年1月5日 |
(6089) 泉 | 1989年1月5日 |
(6190) レンヌ | 1989年10月8日 |
(6349) アカプルコ | 1995年2月8日 |
(6859) 伊達政宗 | 1991年2月13日 |
(7485) 長春 | 1994年12月4日 |
(7816) ハノイ | 1987年12月18日 |
(8084) ダラス | 1989年2月6日 |
(10500) 西公園 | 1987年4月3日 |
(11514) 常長 | 1991年2月13日 |
(12252) 光州 | 1998年11月3日 |
(14032) 愛 | 1994年12月4日 |
(30963) マウント・バンザン | 1993年11月29日 |
生涯
編集宮城県宮城郡広瀬村の愛子(現在は仙台市青葉区)にある曹洞宗の寺院・安養寺に生まれる[2]。
宮城県農業高等学校を卒業後に五藤光学研究所勤務を経て[1]、1972年から仙台市天文台の技術職員となり[3]仙台市教育委員会生涯学習課天文台係長などを務めた[4]。2013年に定年退職し、以後はせんだいメディアテークの嘱託職員として啓蒙活動を行っていた[5][1]。
1988年12月に (3994) 愛子を発見したのをはじめとして、多数の小惑星を発見した。小惑星の発見数は1987年から1995年にかけて19個にのぼり[6]、仙台市の地名やゆかりの人物、仙台市の姉妹都市にちなんだ命名をおこなっていた。また、2010年にはM31に新星を発見し[7]、2010年と2012年には超新星も発見している[1][8]。
2020年8月26日、仙台市内の自宅で死去[1]。
脚注
編集- ^ a b c d e 小石川正弘さん死去 仙台市天文台元職員 星空の魅力伝える - 河北新報
- ^ “「伊達政宗がかわいそうで…」つけた天体の名前とは”. 週刊朝日 2013年4月19日号. 2017年2月5日閲覧。
- ^ Schmadel, Lutz D. Dictionary of Minor Planet Names. New York: Springer, 2003.
- ^ 「宇宙を身近に」感じる新たな空間 新・仙台市天文台オープン、仙台市広報「仙台NEW」第13号(2008年8月)
- ^ 泉図書館 小石川正弘氏による秋の天文講座 - 仙台市図書館
- ^ Minor Planet Discoverers
- ^ “日本人が発見した天の川銀河外の新星一覧”. 国立天文台. 2021年6月27日閲覧。
- ^ “日本人が発見した超新星一覧”. 国立天文台. 2021年6月27日閲覧。
- ^ “(6097) Koishikawa = 1942 VV = 1986 GX1 = 1991 UK2”. MPC. 2021年7月13日閲覧。