小沢重雄
小沢 重雄(おざわ しげお、1926年7月17日[2] - 2008年3月20日)は、日本の男性俳優、声優。インディージャパンに所属していた。
おざわ しげお 小沢 重雄 | |
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本名 | 小沢 重雄 |
生年月日 | 1926年7月17日 |
没年月日 | 2008年3月20日(81歳没) |
出生地 | 日本・東京府東京市(現:東京都) |
死没地 | 日本・埼玉県さいたま市桜区 |
血液型 | A型[1] |
職業 | 俳優、声優 |
ジャンル | テレビドラマ、映画、吹き替え、舞台 |
活動期間 | 1948年 - 2007年 |
配偶者 | あり |
事務所 | インディージャパン |
主な作品 | |
ジェフ・トレーシー『サンダーバード』 |
来歴・人物
編集東京府東京市(現:東京都)出身[2]。小学1年生の時から10代の終わりに敗戦で引き揚げるまでを満州で過ごした。引き揚げ後はシナリオライターを志し日本大学芸術学部に進学、野田高梧に師事する。在学中は劇団「ぶどうの会」の裏方アルバイトをしていたが、ある公演で役者が足りず「門番の声」で出演すると、同団主宰の山本安英に「いい声しているね。役者になんなよ」と言われ、大学卒業後はぶどうの会に俳優として所属。初舞台は「夕鶴」の「運ず」役で、同作で800回近く全国の舞台に上がった。ぶどうの会解散後は劇団「民衆舞台」を創立[3]。
その一方、日本民話の会に入会して語り部としても活動。東京出身だが30代から半世紀にわたって浦和に住んでいたこともあり、53歳の時に埼玉県の昔話を埼玉で語る「浦和むかしむかしの会」を創設。「三角稲荷のきつねむかし」や「泣き節句のはなし」、「雪むすめ」など100以上ある埼玉県の民話を語った[3]。全国で公演したこともあったという。
晩年になってからも発声練習を毎日行い、年に2回「浦和むかしむかしの会」の公演を行う[3]など精力的に活動していたが、2007年暮れに脳梗塞を発症し入院。翌2008年3月20日、さいたま市桜区の病院で死去、81歳没[4]。
出演作品
編集テレビドラマ
編集- 赤い陣羽織
- 或る夜の殿様(1961年)
- テレビ劇場(NHK)
- 『尺八乞食』(1959年)
- 『小さな島にて』(1960年)
- 『暁』(1960年)
- 『一匹』(1963年)
- NHK大河ドラマ
- おかあさん
- 鞍馬天狗
- サンヨーテレビ劇場『砂時計』
- 七人の刑事
- 少年ドラマシリーズ『赤い月』 - 岩村国夫 役
- 白い巨塔(1978年、フジテレビ)
- 太陽にほえろ! 第236話「砂の城」(1977年、NTV) - 大内正巳編集長
- 東芝土曜劇場『濡れた髪の女』
- 東芝日曜劇場
- 虹の設計
- 乗っていたのは27人
- バス通り裏
- 風雪
- かなよみ奇聞
- 漱石山房
- 平四郎危機一発(1967年、TBS)
- へこたれんぞ(NHKの少年・少女向けドラマ)
- 安ベエの海
映画
編集ラジオドラマ
編集ドラマCD
編集- サンダーバード秘密基地セット(ジェフ・トレーシー)
吹き替え
編集映画
編集- 栄光の旅路(ジョン・ピアソール〈カール・マルデン〉)※NHK版
- 荒野の用心棒(ドン・ミゲル・ロホス〈アントニオ・プリエト〉)※TBS旧録版
- 十二人の怒れる男(陪審員11番〈ジョージ・ヴォスコヴェック〉)※テレビ朝日版
- 仁義(マッティ〈ブールヴィル〉)
- ピラミッド(バシター〈ジェームス・ロバートソン・ジャスティス〉)※NHK版
- ぼくはついている(校長〈ノエル・パーセル〉)※NHK版
- ポンペイ最後の日(マーカス〈プレストン・フォスター〉)※NHK版
テレビドラマ
編集- かもめ号の仲間たち(ジュスト)
- スパイ大作戦
- 大草原の小さな家「父さんのホームラン」(ジャバダイア〈カール・ルーカス〉)
- タイムトンネル「秘密兵器A-13」(パーカー将軍〈ラッセル・コンウェイ〉)
- 電撃スパイ作戦(#13 ジョン・ニューマン博士〈アンドリュー・キーア〉)
- 逃亡者(#97 デニー刑事〈ウィリアム・サージェント〉、#106(ベン・コービー保安官〈ジョン・ラーチ〉)
- 弁護士ジャッド「うずまく動機」(ロシター〈ジェイムズ・ダリー〉)
- ママは太陽 「テートの橋渡し」(ジョー・デ・サンティス)
- ミステリー・ゾーン
- 歴史を変えた人びと 「天文学の父 ガリレオ」(ガリレオ・ガリレイ〈クルト・ユルゲンス〉)
人形劇
編集- サンダーバード(ジェフ・トレーシー)
- サンダーバード 劇場版(ジェフ・トレーシー)※劇場公開版・DVD版
- サンダーバード6号(ジェフ・トレーシー)※劇場公開版・DVD版
舞台
編集- 夕鶴 - 潭ず 役
著作
編集- 語り書き・埼玉のむかしばなし ※北島新平との共著
- 語り書き・埼玉のむかしばなし(第2集) ※北島新平との共著
出典
編集- ^ 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、37頁。
- ^ a b 『声優名鑑』、399頁、成美堂出版、1999年、ISBN 978-4415008783
- ^ a b c “[http://www.teinenjidai.com/saitama/h19/11/index.html 日本の昔話伝える 舞台俳優/小沢重雄さん 定年時代埼玉版 平成19年11月号]”. ASA(朝日新聞販売所). 2020年8月15日閲覧。
- ^ “小沢重雄氏死去 俳優”. 47NEWS. (2008年3月22日). オリジナルの2008年4月4日時点におけるアーカイブ。 2022年12月4日閲覧。