小林桂
来歴
編集祖父は村上一徳(ジャズ・スティールギター奏者)、父は小林洋(ジャズピアニスト・アレンジャー)、母は村上京子(ジャズ・ボーカリスト)という家系の次男として生まれ、幼少期よりジャズに親しむ環境に育つ。
3歳の時に遊園地で観たミュージカルがきっかけで、デューク・エリントンの音楽をテーマにした舞台映像を観て夢中になり、5歳にして将来音楽の舞台に立つ事を宣言したと言われている。
5歳からクラシック・バレエの舞台経験を数々したのち、12歳でミュージカルに主演するなど、ジャズ以外のダンスの世界でも話題に。その後15歳の時には、ジャズ・ボーカリスト、ジャズドラマーとして都内のライブハウスで活動し、ジャズプレイヤーの間で注目を浴びるようになっていた。
16歳の時に、阪神・淡路大震災チャリティー・コンサートで、ハービー・ハンコックら世界の一流アーティストとの競演を果たす。17歳に、初のミニアルバム『K列車で行こう〜17歳のジャズ』(ユニコム)発売。
その後、18歳にフルアルバム『18/P.S. I LOVE YOU』(ネクストレコード)を発売。19歳でフルアルバム『My romance』を録音(後の2004年にEMI Music Japanより発売)。20歳でメジャーデビュー・アルバム『ソー・ナイス』(東芝EMI)を発売。このアルバム発売後、「天才ジャズヴォーカリスト・小林桂」の名で全国的に知られるようになり、ジャズ・ボーカル・ブームをメディア間に巻き起こす。
以後、25歳までに11枚のフルアルバム、1枚のマキシシングル、さらにニューヨーク・ブルーノートでのライブDVD、東京・オーチャードホールでのライブDVDなどを発表する。
2010年、ポニーキャニオンに移籍。ポニーキャニオンにて自己のレーベル「twinKle note」を立ち上げ、更に多くのリリースを重ねる。
2016年にはリクエストの多い名曲を集めたアルバム「ザ・スタンダード」、2017年には「ザ・スタンダードII」をリリース、通算20枚目のアルバムとなる。
2018年、「音楽生活25周年記念ツアー」を小林桂クインテットにて実施。
現在は自身と同世代のバンドメンバーから成るユニットでの活動を中心に全国的に演奏活動を展開中。
ジャズスタンダードの伝道師として、原曲の美しさを活かす曲解釈、またスキャットでミュージシャンと対等にインプロヴァイズして行くヴォーカル・スタイルは幅広いリスナー、ミュージシャンから支持され続けている。
賞歴
編集- 2000年:日本ジャズヴォーカル賞 大賞(ジャズワールド主催)
- 2001年:ジャズ・ディスク大賞 ニュー・スター賞(スイングジャーナル主催)
- 2002年:日本ゴールドディスク大賞 ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー
- 2003年:第57回文化庁芸術祭レコード部門 優秀賞(『ソフトリー』)
- 2003年:ジャズ・ディスク大賞 ヴォーカル賞(スイングジャーナル主催)
- 2004年:ジャズ・ディスク大賞 ヴォーカル賞(スイングジャーナル主催)※2年連続
その他
編集脚注
編集- ^ “スタッフ・キャスト”. メトロポリス 公式サイト 2016年5月5日閲覧。
外部リンク
編集- 小林桂オフィシャルサイト
- 小林 桂 Kei Kobayashi (@keikobayashi_) - X(旧Twitter)
- 小林 桂 Kei Kobayashi (keikobayashi.jazz) - Facebook
- 小林 桂 (@kei.kobayashi_) - Instagram
- Jazz Vocalist 小林 桂のある一日 - Ameba Blog
- 小林 桂 Kei Kobayashi (@c:keikobayashi_02) - ツイキャス