小島吉雄
小島 吉雄(こじま よしお、1901年(明治34年)1月24日 - 1989年(平成元年)10月21日[1])は、日本の国文学者。
経歴
編集大阪府出身。1924年京都帝国大学文学部国文科卒。九州帝国大学助教授、教授、1945年「後鳥羽上皇と新古今和歌集」で文学博士(九州帝国大学)の学位を取得。1950年大阪大学文学部教授、1965年定年退官、名誉教授。
「新古今和歌集の研究」をはじめ、中世歌論、連歌、俳諧、浄瑠璃を研究した。
1982年(昭和57年)には各種の古典講座を開催し、一般市民に古典文学への興味と理解を深めさせ、古典文学の普及に尽力してきたとして、大阪文化賞を受賞する[2]。
著書
編集- 『新古今集講話』(出来島書店) 1943
- 『新古今和歌集の研究』(星野書店) 1944
- 『新古今集秀歌抄』(出来島書店) 1948
- 『評釈古今・新古今集 解釈と鑑賞』(旺文社) 1968
- 『能古 - 歌文集』(初音書房) 1972
- 『芭蕉と奥の細道ところどころ 』(桜楓社) 1976
- 『山房雑記』(桜楓社) 1977
- 『新古今和歌集の研究』(和泉書院) 1993
校注
編集脚注
編集- ^ 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 2 (学術・文芸・芸術篇)』日外アソシエーツ株式会社、2012年、430頁。
- ^ 受賞者詳細情報 小島吉雄 - 大阪文化賞・大阪芸術賞