小堺クンのおすましでSHOW
小堺クンのおすましでSHOW(こさかいくんのおすましでしょー)は、タレントの小堺一機が主演を務め、1985年8月から2017年3月まで行われた公演の名称である。通称「おすまし」。
小堺クンのおすましでSHOW | |
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2009年から2015年まで「おすましでSHOW」の公演会場となっていた東京グローブ座 | |
イベントの種類 | 音楽系イベント |
正式名称 | 小堺クンのおすましでSHOW |
開催時期 | 毎年8月中~下旬 |
初回開催 | 1985年8月2日 - 8月6日 |
最終開催 | 2017年3月9日 - 3月12日 |
開催時間 |
昼の部:14:00 - 夜の部:19:00 - 土曜日のみ:17:00 - |
会場 | 東京グローブ座 |
主催 | 浅井企画 |
企画制作 | 浅井企画 |
協力 |
ちあふる エターナルラインプロジェクト |
運営 | 東京音協 |
プロデューサー | 須川晴夫、手塚賀雄 |
東京グローブ座への交通アクセス | |
最寄駅 | JR山手線新大久保駅 |
駐車場 | なし |
期日・会場
編集1985年から2008年まで、毎年8月第3金曜から第4日曜までの10日間に亘って東京都新宿区歌舞伎町の劇場、シアターアプルにて上演された(初回のみPARCO劇場)。2009年から2015年までは同区百人町の劇場、東京グローブ座にて上演された[1]。
公演回数が30回を迎えたことや、小堺の出演番組『ライオンのごきげんよう』が終了したことなどで、小堺が本公演に区切りをつける決心をし、2017年3月9 - 12日に新国立劇場中劇場にてファイナル公演「小堺クンのおすましでSHOW FINAL〜おすまし
成り立ち・構成
編集1985年、テレビ・ラジオ等で人気を博していた小堺を主演に据え公演が始まった。当初は事実上の相方である関根勤をパートナーに起用した。のちに関根は同じシアターアプルを使用したコメディ劇団「カンコンキンシアター」を立ち上げ、現在はこちらの方が成長、チケット入手困難となっている。「カンコンキン」と同様に、「おすまし」もかつては4時間超の公演が当たり前のように行われてきたが(通常は2時間程度)、劇場の都合や交通の便、さらに小堺の年齢もあり、末期は3時間程度でまとめていた。
「おすまし」はコメディが主体で、2部構成となっている。バックバンドをステージ後方に配置、「コメディ・トーク・歌」を融合させた、アメリカンスタイルのステージングが行われている。なお小堺らキャストは年に1回、研鑽のためニューヨーク・ブロードウェイの本場のミュージカルを観劇している。
- 1部 - コメディ。公演タイトルやポスターはこの内容に基づいて作られる。映画・舞台などが題材に使われることが多い。脚本を無視することはないが、即興コント(特に小堺と松尾)に多く時間が割かれる。
- 2部 - トーク・歌。小堺単独で進める(バックバンドと話をすることもある)が、後半には他のキャストも登場し、ダンスなどを披露する。
- アンコール - 最後の出し物として、事実上構成に含まれる。キャスト全員で再度ダンスや歌を披露、挨拶を行う。
- エンディング - 小堺が最後の謝辞を述べたあと、「With」[4]で締めくくる。
その他
編集毎年の公演前に、コサキンDEワァオ!にゲストが登場するのが恒例になっていた。また、演目の中に「コサキンネタ」がわずかに織り込まれていたことがある。
長年、当公演を浅井企画(小堺の所属事務所)と共同で制作していたアトリエ・ダンカンが2014年2月に倒産、企画は東京音協に引き継がれた。クレジット上は、浅井企画が単独で製作を行う。
出演者
編集- 小堺一機
ゲスト
編集主演の小堺以外は全てゲストとして扱われている。
公演履歴
編集- 小堺クンのおすましでSHOW (サブタイトルなし)(1985年 パルコ劇場)
- 小堺クンのおすましでSHOW2 STANDARD ROMANTICS(1986年 シアターアプル 以下同)
- 小堺クンのおすましでSHOW3 A Night At The Opera(歌劇な夜)(1987年)
- 小堺クンのおすましでSHOW4 NEW MUSICAL COMEDY(1988年)
- 小堺クンのおすましでSHOW5 Dream of the Hollywood Fun〜カウチポテトの夢〜(1989年)
- 小堺クンのおすましでSHOW6 電話でデート(1990年)
- 小堺クンのおすましでSHOW7 少年よ大志を抱け(1991年)
- 小堺クンのおすましでSHOW8 ニューシネマパラノイア(1992年)
- 小堺クンのおすましでSHOW9 レンタル・ドリーム(1993年)
- 小堺クンのおすましでSHOW10 フール・オン・ザ・
ヒルヨル(1994年) - 小堺クンのおすましでSHOW11 夏服の男たち(1995年)
- 小堺クンのおすましでSHOW12 スタンディング・ルーム・オンリー 只今お立見です(1996年)
- 小堺クンのおすましでSHOW13 アモーレ・ミオ〜死ぬほど愛して〜(1997年)
- 小堺クンのおすましでSHOW14 だまされてラスベガス(1998年)
- 小堺クンのおすましでSHOW15 セブン・チャンス(1999年)
- 小堺クンのおすましでSHOW16 殺したい男(2000年)
- 小堺クンのおすましでSHOW17 2001年孤島への旅(2001年)
- 小堺クンのおすましでSHOW18 素晴らしいかな?人生(2002年)
- 小堺クンのおすましでSHOW19 アニメより愛をこめて(2003年)
- 小堺クンのおすましでSHOW20 20for…(2005年)[6]
- 小堺クンのおすましでSHOW21 リトル・グランド・ウッズ (2006年)
- 小堺クンのおすましでSHOW22 スウィングしなけりゃ意味がナイ(2007年)
- 小堺クンのおすましでSHOW23 '85〜'08(2008年)
- 25年目の小堺クンのおすましでSHOW イン グローブ座〜Fly Me To The Moon〜(2009年 東京グローブ座 以下同)
- 小堺クンのおすましでSHOW25『卒業…?』〜今年はノンストップ!〜(2010年)[7]
- 小堺クンのおすましでSHOW26 〜プリズン・ブラザーズ〜(2011年)
- 小堺クンのおすましでSHOW27 〜SATU ACADEMY〜(サツ アカデミー)(2012年)
- 小堺クンのおすましでSHOW28 IN THE SHAREHOUSE〜イン・ザ・シェアハウス〜(2013年)
- 小堺クンのおすましでSHOW29 A GANG IS HARD!〜ギャングはつらいよ〜(2014年)
- 小堺クンのおすましでSHOW30 THE 30 STEPS(2015年)[8]
- 小堺クンのおすましでSHOW FINAL 〜おすまし
Beyond 〜(2017年 新国立劇場中劇場)[2]
スタッフ・バックバンド
編集- バックバンド
- スタッフ
- 構成・演出:小堺一機
- 脚本:舘川範雄
- 構成補:小山協子
- 音楽・編曲:園山光博
- 美術:中澤正
- 振付:青木美保
- タップ振付:本間憲一
- 照明:吉川ひろ子
- 音響:伊藤淳也
- スタイリスト:斉藤ゆか(Skull Junky)
- ヘアーメイク:大の木ひで
- 舞台監督:藤本典江
- 制作:須川晴夫、手塚賀雄
- 制作助手:花澤理恵
- 制作協力:ちあふる、エターナルラインプロジェクト
- 主催・企画製作:浅井企画
- 運営:東京音協
脚注
編集- ^ 劇場を保有するジャニーズ事務所所属タレント出演の夏休み公演があるため、開催時期を9月にずらすことがある。
- ^ a b 2016年は公演がなかった。
- ^ “『小堺クンのおすましでSHOW』 お知らせ”. 浅井企画 お知らせ・スケジュール (2016年6月10日). 2016年6月13日閲覧。
- ^ 小堺が1986年にリリースした曲で、「コサキン」では長きにわたりエンディングテーマ曲として用いられた。
- ^ この公演が縁で、2012年に堀口と結婚している。
- ^ 本来2004年に行われる予定であったが、その年の夏に小堺が病気で入院したため、1年延期になっている。
- ^ 試験的に休憩無しで公演。
- ^ コメディーからショートコントに変更した。
- ^ 2013年まで木村万作が務めた。
- ^ 2014年まで渡辺茂が務めた。
- ^ 2012年まで小川文明が務めた。