対自的階級
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対自的階級(たいじてきかいきゅう)とはマルクス経済学用語の一つ。これは資本主義社会において存在する階級の概念である。ある階級がその階級に対して利害の対立する存在を意識して、その対立する存在に対して組織の元に団結して階級闘争を行おうと自覚するようになった状態の階級の人々ことを対自的階級という。存在する一階級の全体が対自的階級とされるような状態になっているということではなく、存在する一階級の一部分の人間が結集して構成した組織を中核として、それに集まった人々によって構成される一階級の一部分である。
外部リンク
編集- 対自的階級 とは - コトバンク
- 中出佳操「初期マルクスにおけるAssoziation概念の形成」『人間福祉研究』第6巻、北海道大学教育学部社会教育研究室、1985年9月、85-99頁、ISSN 09130373、NAID 110001024767。
- 中村浩爾「多元的・重層的な市民社会における社会規範の存在様式 : 法律・道徳・慣習の協働(<特集>市民社会論の法律学的射程)」『社会科学研究』第60巻第5-6号、東京大学社会科学研究所、2009年、11-44頁、doi:10.34607/jssiss.60.5-6_11、ISSN 0387-3307、NAID 130007982992。