宮澤太成
宮澤 太成(みやざわ たいせい、1999年4月15日 - )は、長野県長野市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。埼玉西武ライオンズ所属。
埼玉西武ライオンズ #56 | |
---|---|
2024年3月17日 ベルーナドームにて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 長野県長野市 |
生年月日 | 1999年4月15日(25歳) |
身長 体重 |
185 cm 95 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | NPB / 2023年 ドラフト5位 |
年俸 | 900万円(2024年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
経歴
編集プロ入り前
編集長野市立昭和小学校3年生のときに野球を始め、長野市立川中島中学校では長野南リトルシニアに所属。中学時代は権田琉成とチームメイトであった[1]。
長野県長野高校では外野手であったが、2年時に投手が足りないチーム事情から、投手へ転向[2]。高校時代の最速は140km/hであった[3]。
北海道大学法学部[2]に1年浪人して入学[4]。3年秋のリーグ戦では開幕直前に右太ももの肉離れ、期間中には右肩痛と万全ではない状態ながらも[5]4勝を挙げ、MVP・ベストナイン・最優秀投手賞を獲得し[4]、3年3月には最速151km/hを計測した[5]。4年時は主将を務めたが、秋のリーグ戦は故障で思うように投げられなかった[3]。1年間留年しており、公式戦に出場できないことから[3]、四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスのトライアウトを受験し[6]、2023年1月16日に特別合格・入団合意が発表された[7][注 1]。
徳島時代
編集初登板となった2023年4月1日の香川オリーブガイナーズ戦では1回4安打2四球3失点[8]。リーグ前期は調子が上がらず、登板機会を得られない日々が続いたが[9]、7月31日のソフトバンク三軍戦で2回4奪三振と好投[4]。8月25日の愛媛戦で自己最速の155km/hを計測し、注目度を一気に高めた[4]。この年は12試合の登板で3勝2敗、防御率5.12[9]ながらも、19回1/3で21奪三振を記録した[8]。
西武時代
編集2023年10月26日に開催されたドラフト会議において、埼玉西武ライオンズから5位指名を受けた[9][注 2]。11月14日に契約金3000万円・年俸900万円で仮契約を結んだ(金額は推定)[10]。背番号は56[11]。北海道大学出身者として初めてのNPB選手となった[8]。
2024年は一軍登板がなく、二軍では12試合に登板して、0勝1敗、防御率3.60の成績であったが、15イニングを投げて13四死球[12]と制球力に課題を残した。10月28日に戦力外通告を受けたことが発表され、育成選手として再契約することが打診されたと報じられた[13]。
選手としての特徴
編集詳細情報
編集独立リーグでの投手成績
編集出典は四国アイランドリーグplusデータサイト[14]。
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | 徳島 | 12 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 3 | 0.600 | 89 | 19.1 | 19 | 1 | 12 | - | 0 | 21 | 6 | 0 | 12 | 11 | 5.12 | 1.60 |
通算:1年 | 12 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 3 | 0.600 | 89 | 19.1 | 19 | 1 | 12 | - | 0 | 21 | 6 | 0 | 12 | 11 | 5.12 | 1.60 |
背番号
編集- 29(2023年)
- 56(2024年 - )
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 「ドラフト会議 県勢では宮澤投手・権田投手も指名」abn 長野朝日放送、2023年10月27日。2023年11月14日閲覧。
- ^ a b 「【ドラフト】北海道大右腕・宮沢太成、西武から5位指名」サンケイスポーツ、2023年10月26日。2023年11月14日閲覧。
- ^ a b c d e 「北大法学部に在籍中の秀才…異色すぎる155キロ右腕 魔球で覚醒した“ドラフト隠し玉”」Full-Count、2023年10月24日。2023年11月14日閲覧。
- ^ a b 「【大学野球】北大、最速151キロ右腕・宮沢太成主将「優勝したい」異例の7大学リーグ戦で下克上狙う…札幌六大学春季リーグ」スポーツ報知、2022年4月29日。2023年11月14日閲覧。
- ^ 「#37 北大野球部・宮澤太成さんが徳島インディゴソックスに入団」いいね!Hokudai、2023年3月30日。2023年11月14日閲覧。
- ^ 「特別合格選手及び入団合意のお知らせ」徳島インディゴソックスOfficial Site、2023年1月16日。2023年11月14日閲覧。
- ^ a b c d 「北海道大から初のNPB選手へ 在学中の宮沢太成投手(四国IL徳島)が西武5位指名「びっくりして声が出なかった」【ドラフト会議】」道新スポーツ、2023年10月26日。2023年11月14日閲覧。
- ^ a b c 「【ドラフト】異色の経歴、北大在学し独立リーグでプレーの宮沢太成投手「びっくり」西武5位指名」日刊スポーツ、2023年10月26日。2023年11月14日閲覧。
- ^ 「西武・潮崎編成ディレクター「あそこまでいって」 ドラ5宮沢太成に千賀滉大の「お化けフォーク」要望」西スポWEB otto!、2023年11月14日。2023年11月14日閲覧。
- ^ 「プロ野球西武入団発表 長野高校出身の宮澤太成投手が抱負」『NHK』2023年11月26日。2024年2月12日閲覧。
- ^ https://npb.jp/bis/2024/stats/idp2_l.html
- ^ 「西武・鈴木将平、宮沢太成、野田海人に戦力外通告 鈴木「1年間戦いきれなかったことが悔しい」」スポニチアネックス、2024年10月28日。2024年10月28日閲覧。
- ^ 宮澤 太成 - 四国アイランドリーグデータサイト
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 宮澤太成 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手名鑑 - 埼玉西武ライオンズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 宮澤太成 (@miyazawa_taisei56) - Instagram