宮守川橋梁
釜石線の鉄道橋
宮守川橋梁(みやもりがわきょうりょう)は、岩手県遠野市宮守町下宮守にある鉄道橋である。東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線の鉄道用アーチ橋であり、国道283号と宮守川を跨いでいる。別称として、愛称の「めがね橋」がある[1]。
宮守川橋梁 | |
---|---|
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 岩手県遠野市宮守町下宮守 |
交差物件 | 宮守川 |
建設 | 1943年(昭和18年)竣工 |
座標 | 北緯39度20分49.6秒 東経141度20分58.2秒 / 北緯39.347111度 東経141.349500度座標: 北緯39度20分49.6秒 東経141度20分58.2秒 / 北緯39.347111度 東経141.349500度 |
構造諸元 | |
形式 | バランストアーチ橋 |
材料 | 鉄筋コンクリート造 |
全長 | 107.3m |
高さ | 17.8m(拱矢〈アーチの高さ〉:3.3m) |
最大支間長 | 20m×5連(径間〈アーチの幅〉) |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要
編集宮守川橋梁は2代存在し、旧橋は1915年(大正4年)に竣工し[1][2]、1943年(昭和18年)[3][4]に改修[1][3]されて現橋となった。改修以前には釜石線の前身である岩手軽便鉄道でも使用され、石造である旧橋の橋脚も3基現存している。旧橋は宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』のモチーフにもなった[1][3]。
所在地は、JR釜石線の宮守駅 - 柏木平駅間の、宮守駅寄りである。
2002年(平成14年)に土木学会選奨土木遺産に認定されている。2009年(平成21年)2月6日には近代化産業遺産に認定され[5]、同年4月にはNPO法人地域活性化支援センターによって恋人の聖地に認定された[2][3]。
ライトアップ
編集夜間に14基のライトで橋脚がライトアップされるもので、1980年代末に地元の商工会によって開始された[3]。ライトアップは、毎週金・土・日曜日と指定日に実施され、時間は日没後から午後10時までとなっている[6]。
交通・周辺
編集脚注
編集- ^ a b c d めがね橋(岩手県遠野市)
- ^ a b 宮守川橋梁/めがね橋 - 恋人の聖地プロジェクト(NPO法人地域活性化支援センター)
- ^ a b c d e 恋人たち集う銀河鉄道の夜 宮守川橋梁(岩手県) - 朝日新聞マリオン欄 2010年1月12日・asahi.com 2010年1月15日
- ^ えきねっと - めがね橋(宮守川橋梁)
- ^ 「近代化産業遺産群 続33」を選定しました Archived 2012年6月15日, at the Wayback Machine. / 近代化産業遺産群 続33 (PDF) - 経済産業省 2009年(平成21年)2月6日
- ^ 平成22年めがね橋ライトアップ予定表(岩手県遠野市) (PDF)