宮城県道27号奥松島松島公園線
宮城県の道路
(宮城県道27号から転送)
宮城県道27号奥松島松島公園線(みやぎけんどう27ごう おくまつしままつしまこうえんせん)は宮城県東松島市の奥松島(宮戸島)から宮城郡松島町に至る県道(主要地方道)である。
主要地方道 | |
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宮城県道27号 奥松島松島公園線 主要地方道 奥松島松島公園線 | |
実延長 | 20.1 km |
起点 | 東松島市室浜【北緯38度20分06.4秒 東経141度09分54.0秒 / 北緯38.335111度 東経141.165000度】 |
終点 | 宮城郡松島町高城【北緯38度22分52.7秒 東経141度04分10.4秒 / 北緯38.381306度 東経141.069556度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
宮城県道60号鹿島台鳴瀬線 宮城県道145号高城停車場線 |
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概要
編集東松島市にある松島湾最大の島「宮戸島」の室浜海水浴場入口から松島町高城の宮城県道145号高城停車場線(旧国道45号)交点(移転前の松島町役場前[1])とを結ぶ主要地方道。宮戸島の各集落を結び、松ヶ島橋で本土に渡る。その後野蒜海水浴場沿いを走り、東松島市野蒜(宮城県道60号鹿島台鳴瀬線交点)で進路を西に変える。野蒜海水浴場 - 県道60号交点の区間はかつて暴走族対策のため夜間(22時 - 6時)は閉鎖されていた。野蒜から終点までは東日本旅客鉄道仙石線の野蒜駅 - 高城町駅間とほぼ並行する。
1977年(昭和52年)4月1日に奥松島パークラインと命名された[2]。例年、体育の日に当道路を中心に松島ハーフマラソン大会が行われ、東日本放送からテレビ放送されていたが、2019年(令和元年)をもって終了した。[3]
路線データ
編集- 実延長:20.0556 km[4]
- 起点:東松島市室浜
- 終点:宮城郡松島町高城(宮城県道145号高城停車場線交点)
歴史
編集地理
編集松島湾の北側から弧を描くように伸びる野蒜海岸(のびるかいがん)に沿う道で、奥松島ともよばれる宮戸島へと続く。宮戸島の途中にある大高森は、松島が最も美しく見えるとされる「四大観」のひとつに数えられており、松島湾の入江に浮かぶ日本三景・松島の多島風景を望むスポットとなっている[9]。沿道の野蒜海岸は、2011年(平成23年)3月に起こった東日本大震災の津波で大被害を被ったエリアである[9]。
通過する自治体
編集交差する道路
編集- 宮城県道60号鹿島台鳴瀬線(東松島市野蒜)
- 宮城県道145号高城停車場線(終点)
沿線
編集- 月浜海水浴場(東松島市宮戸)
- 宮城県松島自然の家(東松島市宮戸)
- 東松島市立宮戸小学校跡(東松島市宮戸)
- 奥松島縄文村(里浜貝塚)(東松島市宮戸)
- あおみな(東松島市宮戸)
- 大高森(東松島市宮戸)
- 嵯峨渓(東松島市野蒜)
- 野蒜海水浴場(東松島市野蒜)
- 東名運河(東松島市野蒜)
- 東松島市震災復興伝承館(旧野蒜駅跡)(東松島市野蒜)
- 奥松島運動公園(東松島市野蒜)
- 手樽地域交流センター(旧松島町立松島第三小学校跡)(宮城郡松島町手樽)
- JR仙石線
- 磯崎漁港(宮城郡松島町磯崎)
- 松島町文化観光交流館(宮城郡松島町磯崎)
- 松島郵便局(宮城郡松島町高城)
脚注
編集- ^ “広報まつしま平成25年10月号”. 松島町. pp. 16-17. 2023年10月19日閲覧。
- ^ 宮城県観光のあゆみ(宮城県)
- ^ “松島ハーフマラソン大会終了のお知らせ | khb東日本放送”. KHB. 2023年10月19日閲覧。
- ^ “令和4年度宮城県管理道路現況調書(みやぎの道路)”. 宮城県. 2023年10月19日閲覧。
- ^ 宮城県 (1976). 宮城県公報第6401号 宮城県告示第857号: 5-6.
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十1日建設省告示第千二百七十号、建設省
- ^ “主要地方道奥松島松島公園線「宮戸復興道路」松ヶ島橋の供用開始について”. 宮城県 (2021年2月18日). 2021年3月23日閲覧。
- ^ “主要地方道奥松島松島公園線「洲崎復興道路」の供用開始について”. 宮城県 (2021年12月15日). 2021年12月23日閲覧。
- ^ a b 佐々木・石野・伊藤 2015, p. 55.
参考文献
編集- 佐々木節、石野哲也、伊藤もずく 著、松井謙介編 編『絶景ドライブ100選[新装版]』学研パブリッシング〈GAKKEN MOOK〉、2015年9月30日。ISBN 978-4-05-610907-8。