宮原 将平(みやはら しょうへい、1914年(大正3年)12月17日 - 1983年(昭和58年)1月31日)は、日本物理学者学位は、理学博士北海道大学・1943年)(学位論文「半導体の強磁性の理論について」)。北海道大学名誉教授。日本物理学会会長。

略歴

編集

東京出身。1933年旧制東京高等学校卒、1937年北海道帝国大学理学部物理学科卒業。東北帝国大学金属材料研究所で本多光太郎の下で研究。1943年「半導体の強磁性の理論について」で北海道大学より理学博士の学位を取得、名古屋帝国大学理学部助教授、1949年北海道大学教授、1978年定年退官、名誉教授中央大学商学部教授。固体物性論が専門、半導体の強磁性を電子論の観点から研究した。日本物理学会会長。

著書

編集
  • 『磁気と磁石』白水社科学選書 1943
  • 『手の進歩 手・道具・機械・原子力』大雅堂・新少年文庫 1949
  • 『物性論序説』白水社 1951
  • 『現代物理学』青木書店 1957 現代哲学全書
  • 『現代自然科学ノート』北海道大学図書刊行会 1973
  • 『物理学者の眼』北海道大学図書刊行会 1978
  • 『物理学とはどういう科学か』大月書店 1978
  • フックの法則』物理学One point 共立出版 1980
  • 『科学との対話 宮原将平遺稿集』白石書店 1983

共編著

編集
  • 『現代自然科学と唯物弁証法』岩崎允胤共著 大月書店 1972
  • 『日本の学術体制』松本金寿共編 時事通信社 1975 市民の学術双書
  • 『科学的認識の理論』岩崎允胤共著 大月書店 1976
  • 『現代の大学院』川村亮共編 早稲田大学出版部 1980
  • 『現代科学対話 科学の方法と科学者の役割』岩崎允胤共著 北海道大学図書刊行会 1984

翻訳

編集
  • L.ヤーノシー『物理的相対性理論』宮原恒昱共訳 講談社 1974
  • アンドレ・エルパン『磁性の理論』野呂純子共訳 講談社 1982-1983

脚注

編集


参考文献

編集
先代
伊藤順吉
日本物理学会会長
第27代:1971年 - 1972年
次代
小野周
先代
松原武生
日本物理学会会長
第33代:1977年 - 1978年
次代
小野周
先代
小口武彦
日本物理学会会長
第36代:1980年 - 1981年
次代
有馬朗人