室謙二
人物・来歴
編集東京都生まれ。明治学院大学文学部中退[2]。大学在籍中からべ平連に参加し、米軍脱走兵援助活動に関わる。その後、金芝河の救援運動にもかかわり、「金芝河らを助ける会」事務局長を務める[2]。金芝河英訳詩集「“The Middle Hour” Selected Poems of KIM‐CHI‐HA」などを出版[2]。
第6次『思想の科学』編集代表などを務めたあと、1980年代後半からアメリカに住む。1998年に市民権を取得。『本とコンピュータ』編集委員。
妻のNancy BardackeはMindfulnessの教師[3]。甥の渡邉浩平は北海道大学教授(広告企画論)[3]。
著書
編集- 『旅行のしかた 内側からタマゴを割る』(晶文社) 1975
- 『アジア人の自画像』(晶文社) 1979
- 『帰らない旅 スペイン・モロッコ・フィジー…』(教育研究社) 1980
- 『踊る地平線 めりけんじゃっぷ長谷川海太郎伝』(晶文社) 1985
- 『室謙二「ワープロ」術・キーボード文章読本』(晶文社、シリーズ「日常術」) 1986
- 『インターネット生活術』(晶文社) 1996
- 『天皇とマッカーサーのどちらが偉い? 日本が自由であったころの回想』(岩波書店) 2011
- 『非アメリカを生きる <複数文化>の国で』(岩波新書) 2012
- 『アメリカで仏教を学ぶ』(平凡社新書) 2013
共編著
編集- 『時代はかわる フォークとゲリラの思想』(編、社会新報、新報新書) 1969
- 『金芝河』(編、三一新書) 1976
- 『パック旅行なんてクソクラエ』(芝生瑞和共著、鎌倉書房) 1978
- 『闘いかたの流儀 野坂昭如政治白書』(編、筑摩書房) 1984
- 『愉しみかたの流儀 野坂昭如猥褻白書』(編、筑摩書房) 1984
- 『コンピューター文化の使い方』(津野海太郎共著、思想の科学社) 1994
- 『日米生活対話 パソコン通信による16テーマ』(ナンシー・バーデキー共著、晶文社) 1994
- 『大議論 それでも本に未来はある』(責任編集、「本とコンピュータ」編集室編、大日本印刷ICC本部、本とコンピュータ叢書) 2001
- 『9月11日・メディアが試された日 TV・新聞・インターネット』(外岡秀俊, 枝川公一共編著、「本とコンピュータ」編集室編、大日本印刷ICC本部、本とコンピュータ叢書) 2002
- 『編集とはどういう行為か? (鶴見俊輔さんの仕事 3)』(松田哲夫, 黒川創共著、編集グループSure) 2017