定山渓大橋
札幌市の橋
定山渓大橋(じょうざんけいおおはし)は、札幌市の豊平川にかかる橋。
定山渓大橋 | |
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橋上部(2004年11月) | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 札幌市南区 |
交差物件 | 豊平川 |
構造諸元 | |
形式 | 3径間有ヒンジ連続PC箱桁橋[1] |
全長 | 232m[1] |
幅 | 16.0m[1] |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要
編集北海道道1号小樽定山渓線の橋であり、定山渓温泉にある。
橋の欄干中央部には、高橋剛による一対のブロンズ製彫刻作品「緑の女神」が設置されている[2]。
橋の下には人道橋の高山橋がある。
歴史
編集温泉街中心部には月見橋があるが、1952年(昭和27年)に当時の豊平町が架けた橋は幅員6mと狭く周辺道路も狭かったため、新たな橋を架けることが悲願であった。豊平町が札幌市と合併した後も都市計画決定されていたが、なかなか進展しなかった。1974年(昭和49年)に道道小樽定山渓線が錦橋ルートから現在のルートに変更することが決まると橋の建設計画が具体化し、調査費が計上された。地質調査や温泉源への影響などを慎重に調査した結果、工法は札幌市施工では初となるディビダーク工法が採用された。
4年間で約8億1,800万円の事業費をかけ、1978年(昭和53年)9月28日に渡橋式が行われた[3]。定山渓大橋の開通により温泉街への利便性が向上し、小樽方面への交通も改善された。