宗像 隆幸(むなかた たかゆき、1936年9月9日 - 2020年7月9日)は、日本の台湾独立運動家。

来歴

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1936年、鹿児島市に生まれる。1961年、明治大学経営学部を卒業。出版社勤務を経て、台湾青年社(後の台湾独立建国聯盟日本支部)に参加。月刊『台湾青年』の編集長を務める。筆名・宋重陽。アムネスティ・インターナショナル日本支部理事、台湾人元日本兵の補償問題を考える会幹事を歴任[1]。「台湾自救運動宣言」を発表し、自宅軟禁状態にあった彭明敏台湾大学教授、後の総統候補)の台湾脱出に協力する[2]。台湾独立建国聯盟総本部中央委員、アジア安保フォーラム幹事[3]。2020年7月9日、東京で死去。享年84[4]

著書

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  • 『ロシア革命の神話――なぜ全体主義体制が生まれたのか』(自由社、1987年2月)
  • 『台湾独立運動私記――三十五年の夢』(文藝春秋、1996年3月)
  • 『存亡の危機に瀕した台湾』(自由社、2006年8月)
  • 『台湾建国――台湾人と共に歩いた四十七年』(まどか出版、2008年2月)

共著

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  • 『新しい台湾――独立への歴史と未来図』(王育徳との共著、弘文堂、1990年10月)

編訳・共訳

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  • 柏楊『醜い中国人』(張良沢との共訳、光文社、1988年3月)
  • 『台湾独立建国運動の指導者 黄昭堂』(趙天徳との編訳、自由社、2013年8月)

脚注

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  1. ^ 『存亡の危機に瀕した台湾』奥付
  2. ^ 『台湾独立運動私記』、p183-234
  3. ^ 『台湾建国』奥付
  4. ^ ウェブサイト「台湾独立建国聯盟」2022年3月22日付インフォメーション

関連項目

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外部リンク

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