安楽行院
開基
編集藤原通基が現在の上京区に設置し、その後北朝天皇の位牌が安置されていたものの、後に廃絶したとされている持明院(安楽光院)の後身とする説もあるが、不明。
経過
編集後に伏見・後伏見・後光厳・後円融・後小松・称光・後土御門・後柏原・後奈良・正親町・後陽成の各天皇の遺骨が法華堂に安置された。
廃寺
編集廃仏毀釈と天皇陵の整備政策によって仏教施設の排除となり、1893年(明治26年)に取り壊されて隣の嘉祥寺に統合され、寺の敷地は12代の天皇の陵墓として整備された(深草北陵・深草十二帝陵)。
参考文献
編集- 多賀宗隼「安楽行院」(『国史大辞典 1』(吉川弘文館、1979年) ISBN 978-4-642-00501-2)
- 藤井学「安楽行院」(『日本史大事典 1』(平凡社、1992年)ISBN 978-4-582-13101-7)