安楽寺 (東京都港区芝二丁目)

安楽寺(あんらくじ)は、東京都港区にある浄土真宗本願寺派寺院。なお、当寺の約200メートル東北東の同区芝1丁目同名の寺がある。そちらの寺も浄土真宗本願寺派である。混同を避けるため、当寺住職が「橋戸」だったことから「橋戸の安楽寺」とも呼ばれている。

安楽寺
所在地 東京都港区2-28-4[1]
山号 松林山
院号 柳照院
宗派 浄土真宗本願寺派
創建年 不詳
別称 橋戸の安楽寺
法人番号 5010405001199 ウィキデータを編集
テンプレートを表示

歴史

編集

創建年代は不明である。当初は真言宗の寺院であった[2]

1232年貞永元年)、親鸞は東国巡錫の旅の途上、当寺に宿泊した。当寺の住職「教明」は、親鸞の教えを聞き、浄土真宗に改宗した。当寺も浄土真宗の寺になった[2]

山号が「松林山」なのは、かつては当寺周辺にの林があったからという。また、歴代住職の姓が「橋戸」なのは、昔、門()の前に小さなが架かっていたので、「橋戸」を名乗ったという[2]

交通アクセス

編集

脚注

編集
  1. ^ 『港区の歴史(東京ふる里文庫)』251頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年9月8日閲覧。
  2. ^ a b c 東京市芝区 編『芝区誌』東京市芝区、1938年、1434p

参考文献

編集
  • 東京市芝区 編『芝区誌』東京市芝区、1938年。
  • 俵元昭『港区の歴史(東京ふる里文庫)』名著出版、1979年。