安原太陽

日本の陸上競技選手

安原 太陽(やすはら たいよう、2001年4月23日 - )は、日本陸上競技選手。滋賀県東近江市出身。花王陸上競技部所属。専門種目は長距離走

安原 太陽
やすはら たいよう
Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Taiyo Yasuhara
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 長距離走
大学 駒澤大学文学部
生年月日 (2001-04-23) 2001年4月23日(23歳)
出身地 滋賀県の旗滋賀県東近江市
身長 170cm
体重 53kg
自己ベスト
5000m 13分37秒01(2022年)
10000m 29分08秒88(2021年)
ハーフマラソン 1時間02分25秒(2022年)
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経歴

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東近江市立船岡中学校滋賀学園高等学校駒澤大学文学部卒業。

大学時代

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大学1年次

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三大駅伝での出場はなし。

大学2年次

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2021年10月10日の第33回出雲駅伝で2区を担当し、三大駅伝初出場を果たす。8位で襷を受けると、区間3位の好走で順位を2つ上げる。しかし、駒澤大は3区以降優勝争いから遠ざかり、5位に終わった[1]

同年11月7日の第53回全日本大学駅伝では6区を担当。5区終了時点ではシード圏外の9位だったが、区間2位の快走を見せ4位まで押し上げた。その後、駒澤大は青学大とのデットヒートを制し2連覇を達成した[2][3]

2022年1月2日、3日の第98回箱根駅伝では3区を担当し、トップで襷を受ける。だが、区間16位のブレーキで4人に追い抜かれ5位へ後退。4区以降も流れに乗れず総合3位(往路3位、復路9位)に終わり、総合優勝の青学大には11分15秒差をつけられた[4][5]

大学3年次

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2022年10月10日の第34回出雲駅伝では5区を担当。4区・山野力からトップで襷を受けると、2位との差を11秒広げ区間賞を獲得。駒澤大は青学大の大会記録を33秒上回る大会新記録(2時間08分32秒)で9年ぶり4回目の優勝を果たした[6][7]

同年11月6日の第54回全日本大学駅伝では前回同様6区を担当。トップで襷を受けると、堅実な走りで2位との差を広げた(区間4位)。駒澤大はその後も独走を続け、3連覇を達成。また、5時間06分47秒のタイムで出雲駅伝に続き大会新記録を樹立した[8][9]

2023年1月の第99回箱根駅伝では7区を担当し、6区・伊藤蒼唯からトップで襷を受ける。2位の中央大にわずかながら差を詰められたが、先頭を守り切った。8区以降は差を詰められることなくそのまま逃げ切り、2年ぶり8回目の総合優勝(完全優勝)、及び史上5校目の大学駅伝三冠を果たした[10]

大学4年次

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2023年4月23日に行われた日本学生陸上競技個人選手権男子5000mで優勝し、ワールドユニバーシティゲームズ日本代表に内定した。

8月6日のワールドユニバーシティゲームズでは、14分14秒15のタイムで銀メダルを獲得した[11][12]

10月9日の第35回出雲駅伝では前回と同じく5区を担当。2年連続となる区間賞を獲得し、トップで襷を繋いだ。駒澤大は2時間07分51秒の大会新記録で連覇を飾った[13][14]

11月5日の第55回全日本大学駅伝では3年連続で6区を担当。トップで襷を受けると、2位の青学大を26秒引き離し区間賞を獲得[15]。4連覇に貢献した[16][17]

2024年1月の第100回箱根駅伝では2年連続で7区を担当し、2位で襷を受ける。区間4位の走りを見せるも、先頭との差は詰められず。駒澤大は総合2位(往路2位・復路2位)に終わり、連覇及び2年連続の三冠はならなかった[18]

実業団時代

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2025年1月1日のニューイヤー駅伝では5区を担当し、区間20位(花王は総合10位)[19]

人物

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戦績・記録

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大学三大駅伝戦績

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学年 出雲駅伝 全日本大学駅伝 箱根駅伝
1年生
(2020年度)
第32回
(開催中止)
第52回
― - ―
出走なし
第97回
― - ―
出走なし
2年生
(2021年度)
第33回
2区-区間3位
16分22秒
第53回
6区-区間2位
37分30秒
第98回
3区-区間16位
1時間04分01秒
3年生
(2022年度)
第34回
5区-区間賞
19分04秒
第54回
6区-区間4位
37分27秒
第99回
7区-区間5位
1時間03分18秒
4年生
(2023年度)
第35回
5区-区間賞
17分51秒
第55回
6区-区間賞
37分16秒
第100回
7区-区間4位
1時間03分13秒

自己ベスト

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脚注

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  1. ^ 「私の選考ミスです」箱根駅伝王者・駒澤大が5位…出雲駅伝で“断トツの優勝候補”は何を間違えたのか? NumberWeb(2021年10月12日)
  2. ^ 全日本大学駅伝史上最少の8秒差で駒大優勝 これまでの最少差は「渡辺康幸伝説」の13秒差 スポーツ報知(2021年11月7日)
  3. ^ 秩父宮賜杯 第53回 全日本大学駅伝対校選手権大会
  4. ^ 箱根駅伝2連覇に黄信号? 王者・駒澤大に起こった“2つの誤算”「最初、安原は4区、花尾は3区がいいかなって思っていました」 NumberWeb(2022年1月2日)
  5. ^ 箱根駅伝総合3位の駒澤大 大八木弘明監督「残念です。私の采配ミスです」 4years.(2022年1月5日)
  6. ^ 2区でトップに立った駒大、先頭譲らず大会新V 讀賣新聞オンライン(2022年10月10日)
  7. ^ 第34回出雲全日本大学選抜駅伝競走
  8. ^ 駒大 “破格”大会新で3連覇!3度目の正直、箱根で3冠に挑む スポニチ(2022年11月7日)
  9. ^ 秩父宮賜杯 第54回 全日本大学駅伝対校選手権大会
  10. ^ 【箱根駅伝】駒大、史上5校目の3冠達成!大八木監督の悲願「三度目の正直」で令和の常勝軍団に 日刊スポーツ(2023年1月3日)
  11. ^ 駒大・安原太陽が男子5000mで銀メダル 東海大・石原翔太郎は4位 サンスポ(2023年8月6日)
  12. ^ 陸上競技部の安原太陽選手が「FISUワールドユニバーシティゲームズ」男子5000mで銀メダルを獲得 駒澤大学(2023年8月7日)
  13. ^ 第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走 総合成績
  14. ^ 出雲駅伝は駒澤大学が2年連続5度目の優勝! 史上初「2度目の駅伝三冠」へ好発進 4years.(2023年10月9日)
  15. ^ 6区終了時で首位・駒大のリードは2分21秒!2位以下はV候補の青学大、中大、國學院大が続く 月陸Online(2023年11月5日)
  16. ^ 秩父宮賜杯 第55回 全日本大学駅伝対校選手権大会
  17. ^ 【全日本大学駅伝】駒大4連覇!1区から首位譲らぬ完全優勝、箱根に勝てば史上初の2季連続3冠 日刊スポーツ(2023年11月5日)
  18. ^ 「箱根はやはり別物」駒沢大・藤田監督、3冠逃し「どうしても選手に疲労」で2位 讀賣新聞オンライン(2024年1月3日)
  19. ^ ニューイヤー駅伝2025inぐんま 第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会

参考文献

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https://komazawa-ekiden.com/team/team-4th/

関連項目

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