宇野気駅
石川県かほく市宇野気にある西日本旅客鉄道の駅
宇野気駅(うのけえき)は、石川県かほく市宇野気にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)七尾線の駅である[1]。
宇野気駅 | |
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東口駅舎(2020年7月) | |
うのけ Unoke | |
◄能瀬 (3.7 km) (3.0 km) 横山► | |
所在地 | 石川県かほく市宇野気チ70-5 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■七尾線 |
キロ程 |
8.8 km(津幡起点) 金沢から20.3 km |
電報略号 | ウケ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,294人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)4月24日[2][3] |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有[1] |
歴史
編集- 1898年(明治31年)4月24日:七尾鉄道 津幡仮停車場(現在の本津幡駅の前身) - 七尾駅 - 矢田新駅(のちの七尾港駅)間開通と同時に開業(一般駅)[1][2][3]。
- 1907年(明治41年)7月1日:七尾鉄道が鉄道国有法により国有化[2]。帝国鉄道庁(国鉄)の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。七尾線の所属となる[2]。
- 1961年(昭和36年)4月1日:貨物の取扱を廃止[4]。
- 1966年(昭和41年)2月:駅舎改築[5]。
- 1972年(昭和47年)3月15日:業務委託化[6]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[4]。
- 1996年(平成8年)12月12日:西口を開設[要出典]。
- 2021年(令和3年)3月13日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[7][8][9]。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線[10]を有する地上駅[1][3]。駅舎を2つ持ち[1]、東口(上りホーム側)はコンクリート平屋建て、西口(下りホーム側)は「宇野気駅西ふれあい館」との併設となっている。互いのホームは跨線橋で連絡している。
七尾鉄道部が管理し、東口はJR西日本金沢メンテックが駅務を受託する業務委託駅で、みどりの窓口が設置されている。西口は、無人化された。ICOCAなどの交通系ICカードが利用可能となっており[7][9]、改札にはICカード専用の簡易改札機が設置されている[8]。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■七尾線 | 上り | 津幡・金沢方面[11] |
2 | 下り | 羽咋・七尾方面[11] |
- 停車列車は方向別でホームを使い分けるが、1番のりばは下り方面への入線・発車も可能である[10]。
利用状況
編集2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は1,294人である[12]。
「石川県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 1,536 |
1998年 | 1,566 |
1999年 | 1,531 |
2000年 | 1,495 |
2001年 | 1,425 |
2002年 | 1,337 |
2003年 | 1,309 |
2004年 | 1,252 |
2005年 | 1,221 |
2006年 | 1,191 |
2007年 | 1,203 |
2008年 | 1,223 |
2009年 | 1,236 |
2010年 | 1,197 |
2011年 | 1,189 |
2012年 | 1,217 |
2013年 | 1,275 |
2014年 | 1,148 |
2015年 | 1,338 |
2016年 | 1,318 |
2017年 | 1,316 |
2018年 | 1,306 |
2019年 | 1,294[13] |
駅周辺
編集- かほく市役所[1](旧宇ノ気町役場)
- かほく市立宇ノ気中学校
- かほく市立宇ノ気小学校
- PFU本社開発センター
- 石川県西田幾多郎記念哲学館 - 宇ノ気出身の哲学者西田幾多郎と哲学についての展示がある[1]。駅から南西徒歩25分。
- イオンモールかほく
- のと里山海道 白尾IC
- 石川県道8号松任宇ノ気線
- 石川県道126号宇野気停車場線
バス路線
編集東口
編集西口
編集- 西口より徒歩5分ほどの「宇の気」バス停から北鉄能登バス高松線(津端中央-本津幡駅-高松駅)が運行されていたが、2009年(平成21年)9月30日限りで廃止となっている。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 43号 富山駅・高岡駅・和倉温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月16日、26頁。
- ^ a b c d 朝日 2010, p. 19.
- ^ a b c 川島 2010, p. 53.
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、151頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 金局建築課「宇野気駅本屋」『鉄道建築ニュース』1966年7月号(通巻199)、鉄道建築協会、1966年7月1日、33-34頁。
- ^ 「CTC化と合わせ あすから 七尾線の営業近代化実施」『交通新聞』交通協力会、1972年3月14日、1面。
- ^ a b 『七尾線でICOCAがご利用いただけるようになります! e5489 で「チケットレス特急券」「eチケットレス特急券」を導入します!』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2020年12月18日。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ a b “変わる能登の鉄路 JR七尾線・イコカ利用開始、高松駅は無人化、全車両ワンマン化”. 北國新聞 (北國新聞社). (2021年3月14日). オリジナルの2021年3月14日時点におけるアーカイブ。 2021年3月24日閲覧。
- ^ a b 川島 2010, p. 36.
- ^ a b “宇野気駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年3月28日閲覧。
- ^ “令和元年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 104 (2021年3月). 2021年4月12日閲覧。
- ^ “七尾線の高松駅 無人化で住民「寂しい」”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北國新聞). (2021年3月13日) 2021年9月28日閲覧。
- ^ “かほく市福祉巡回バス”. 2020年8月8日閲覧。
- ^ “バスのご案内”. 2020年8月8日閲覧。
参考文献
編集- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 48 小浜線 舞鶴線・七尾線 氷見線・城端線 越美北線』朝日新聞出版、2010年6月27日。
- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5。
関連項目
編集外部リンク
編集- 宇野気駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道