嫦娥石
嫦娥石(じょうがせき[1]、中国語: 嫦娥石、英語: Changesite-(Y))はリン酸塩鉱物の一種の柱状結晶体で、月の玄武岩の粒子の中に含まれている。
国際鉱物学連合(IMA)の新鉱物・命名・分類委員会(CNMNC)の投票を経て、新たな鉱物と確認された[2][3]。
この鉱物は、中国の月探査計画である嫦娥計画の一環として、無人探査機「嫦娥5号」が回収した土壌サンプルに含まれていたもので、月に住むとされる中国の伝説上の仙女「嫦娥」にちなんで命名された[2][4]。
これは人類が月で発見した新たな鉱物としては6種類目となり、中国は米国、旧ソ連に次いで、月で新たな鉱物を発見した3番目の国となった[2][3][4]。
脚注
編集- ^ 『嫦娥』 - コトバンク
- ^ a b c “中國科學家首次在月球上發現新礦物 並命名為“嫦娥石””. 人民網 (2022年9月9日). 2022年9月9日閲覧。
- ^ a b “中国 新たな月の鉱物「嫦娥石」を発見 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News”. www.afpbb.com (2022年9月9日). 2022年9月9日閲覧。
- ^ a b “中国が持ち帰った月の岩から新種の鉱物…月に住む仙女にちなみ「嫦娥石」と命名 : 読売新聞オンライン”. www.yomiuri.co.jp (2022年9月13日). 2022年9月19日閲覧。