妙覚道了(みょうかくどうりょう)は、室町時代前期の曹洞宗・修験道の僧。妙覚は字。出生地などについては不詳である。道了大権現・道了薩埵・道了大薩埵・道了尊などとも称される。
1394年(応永元年)曹洞宗の僧了庵慧明が最乗寺を開創すると、慧明の弟子であった道了はその怪力により寺の創建に助力。1411年(応永18年)3月に了庵慧明が没すると、道了は寺の守護と衆生救済を誓い、天狗に姿を変じて昇天したと伝わる。 故に道了は最乗寺の守護神として祀られた[1]。庶民の間でも信仰を集めて講が結成された。また、江戸の両国などで出開帳が行われた。
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