好き好き大好き超愛してる。
『好き好き大好き超愛してる。』(すきすきだいすきちょうあいしてる)は、舞城王太郎の小説である。『群像』2004年1月号初出。同年8月講談社より単行本が刊行。
好き好き大好き超愛してる。 | ||
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著者 | 舞城王太郎 | |
発行日 | 2004年8月7日 | |
発行元 | 講談社 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 上製本 | |
ページ数 | 292 | |
コード | ISBN 978-4062125680 | |
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副題は『♥♥♥UI♥U! (Love Love Love You I Love You!)』である。
概要
編集2004年8月7日に講談社より単行本が刊行された。単行本には、『ファウスト』創刊号に掲載された短編『ドリルホール・イン・マイ・ブレイン』舞城本人のカラーイラスト数葉が同時収録された。2006年に講談社ノベルス版も刊行され、2008年には講談社文庫版が出た。文庫版のカバー装画は、舞城自身が描いている。
第131回(2004年上半期)の芥川龍之介賞候補作となった。池澤夏樹、山田詠美などは推したが、受賞は逃した。審査員の石原慎太郎からは、「タイトルを見ただけでうんざりした」と評された。
ストーリー
編集小説家である主人公・治と、主人公の恋人である死んでしまった柿緒との恋愛小説。柿緒I、柿緒II、柿緒IIIで小節に分かれており、その小節の間に全く別の話になるSF的な恋愛小説を挟むような形式になっている。順序としては【冒頭】【智依子】【柿緒I】【佐々木妙子】【柿緒II】【ニオモ】【柿緒III】となる。
- 柿緒
- リンパ腫によりこの世を去った柿緒の死後、治は柿緒の2人の弟、賞太と慶喜との付き合いを通じながら、柿緒と過ごした日々を回想する。
- 智依子
- 東京都調布市に住む大学生・巧也の恋人・智依子は、害虫ASMAが身体に入り増殖し身体を破壊されて、命の危機にさらされながら入院している。ある日、巧也は病院へ向かう途中、不良3人にからまれ喧嘩をしてしまう。不良たちは麻薬でラリっていて、巧也は不良たちをボコボコにして病院送りにする。不良たちは公園を根城にして恐喝を繰り返していたグループで、その公園のトイレから1人の少女が発見される。少女は救急車で搬送されるが、救急隊員らを暴行して逃走。その少女が、智依子の入院する病室へ現れる。
登場人物
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用語
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刊行情報
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舞台
編集2012年11月7日から11日まで演劇ユニットのオーストラ・マコンドーによってTOKYO FM HALLにて公演された[1]。演出は倉本棚幸が担当した。告知イラストは今井トゥーンズが描いている。主演として、治役は郭智博、柿緒役は和希沙也が務めた。
脚注
編集- ^ “三島由紀夫賞作家舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる。』が世界初の舞台化!”. ガジェット通信 (2012年11月1日). 2023年11月1日閲覧。