女川温泉ゆぽっぽ
宮城県女川町の女川駅舎にある温泉
女川温泉ゆぽっぽ(おながわおんせんゆぽっぽ)は、宮城県牡鹿郡女川町女川2丁目にある[2]女川町営の温泉である。東日本旅客鉄道(JR東日本)石巻線の終着駅女川駅舎の西側半分の2階に浴槽と休憩所がある。1階は土産物売り場である。
女川温泉ゆぽっぽ | |
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温泉情報 | |
所在地 | 宮城県牡鹿郡女川町女川2丁目3番地2 |
座標 | 北緯38度26分47.9秒 東経141度26分38.0秒 / 北緯38.446639度 東経141.443889度座標: 北緯38度26分47.9秒 東経141度26分38.0秒 / 北緯38.446639度 東経141.443889度 |
交通 | 石巻線女川駅より、徒歩1分 |
泉質 | 低張性アルカリ性温泉 |
泉温(摂氏) | 27.3 °C |
湧出量 | 54.7リットル 毎分 |
液性の分類 | カルシウム・ナトリウムー塩化物泉 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
特記事項 | 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、冷え性など |
女川駅 駅舎 女川町温泉温浴施設 ゆぽっぽ | |
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情報 | |
用途 | 駅舎、公衆浴場[1] |
設計者 |
建築:坂茂建築設計[1] ランドスケープ:小野寺康都市設計事務所[1] 広場照明:ナグモデザイン事務所[1] アートタイル:ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク、千住スタジオ、ドーンデザイン研究所、LIXIL[1] 監理:坂茂建築設計、女川町[1] |
構造設計者 | 星野建築構造設計事務所[1] |
設備設計者 | 知久設備計画研究所[1] |
施工 |
建築・設備:戸田建設[1] 空調・衛生:新菱冷熱工業東北支社[1] 電気:ユアテック |
建築主 | 女川町[1] |
事業主体 | 女川町[1] |
管理運営 | 女川町、東日本旅客鉄道[1] |
構造形式 |
主体構造:鉄骨造、一部木造(屋根)[1] 杭・基礎:既成杭ニーディング工法[1] |
敷地面積 | 4,250.61 m² [1] |
建築面積 | 599.91 m² [1] |
延床面積 | 899.51 m² [1] |
状態 | 完成 |
階数 | 地上3階[1] |
高さ |
最高高:14,100 mm[1] 軒高:9,830 mm[1] 階高:3,400 mm(2階休憩所)[1] 天井高:2,600 mm(1階ギャラリー)[1] 主なスパン:4,500×9,500 mm[1] |
エレベーター数 | 11人乗り45 m/分×1台(常用)[1] |
着工 | 2014年(平成26年)3月[1] |
竣工 | 2015年(平成27年)2月[1] |
開館開所 | 2015年(平成27年)3月22日 |
所在地 |
〒986-2265 宮城県牡鹿郡女川町女川2丁目3番地2 |
概要
編集東日本大震災を乗り越えた女川温泉源泉の湯。震災前は駅とは別の施設であったが、震災後の駅移設の際に駅舎に合築された。家族風呂(介護風呂)、ギャラリー、休憩所、展望デッキ、交流スペース(待合室)、公衆トイレ(多目的トイレ)などがある。建物の設計は坂茂建築設計、施工は戸田建設である[1]。
内装に陶板のタイル画が設置されている。浴場には日本画家の千住博が描いた「霊峰富士」「泉と鹿」、休憩所には千住とプロダクトデザイナーの水戸岡鋭治がアートディレクションを務め、公募した花の絵を配置した「家族樹」が設置されている[3]。なお、「家族樹」は九州旅客鉄道(JR九州)博多駅の駅ビル「JR博多シティ」で千住と水戸岡が担当した「タイル画アートプロジェクト」と同様の手法で製作されている。
泉質
編集- 低張性アルカリ性温泉
沿革
編集→「女川駅 § 特記」も参照
大震災前には当時の女川駅に隣接した場所で営業していたが、津波により施設が流失した。
開館時間
編集- 9:00 - 21:00(最終入館は20:30まで)
- 第3水曜日は定休日(この日は足湯も使えない。)
所在地
編集- 〒986-2265 宮城県牡鹿郡女川町女川2丁目3番地2
アクセス
編集- 駐車場:普通車30台、無料(女川駅との共有駐車場)
施設周辺
編集- 女川いのちの石碑
- きぼうのかね商店街
- 女川コンテナ村商店街
- 宮城県道220号牡鹿半島公園線(牡鹿コバルトライン)
- おしかのれん街
- おしか御番所公園
- 金華山
- シーパルピア女川
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad 新建築、p.202。
- ^ 復興を支えるのは「人々の交流」
- ^ “「女川温泉ゆぽっぽ タイルアートプロジェクト」── タイルアートをLIXILがサポート”. LIXIL. 2021年3月21日閲覧。
- ^ “「女川温泉ゆぽっぽ」はや1万人達成 GW、1日400人ペース”. 河北新報. (2015年5月10日) 2019年9月11日閲覧。
- ^ 女川温泉ゆぽっぽ、利用客3万人突破 開業から半年で達成
- ^ “女川温泉ゆぽっぽ、利用客5万人突破 22日に1周年イベント”. 河北新報. (2016年3月16日) 2019年9月11日閲覧。
- ^ 桑田佳祐、宮城県からレギュラーラジオ番組を公開生放送 OKMusic
- ^ サザン桑田佳祐が被災地女川でサプライズFM生放送 日刊スポーツ
- ^ 桑田佳祐「ヨシ子さん」初回盤に女川さいがいFM生放送のライブ音源 音楽ナタリー 2016年6月4日配信・閲覧。
- ^ “女川「ゆぽっぽ」利用客20万人に 津波で全壊、節目の入場者に証明書”. 河北新報. (2019年5月1日) 2019年9月11日閲覧。
- ^ “【独自】女川「ゆぽっぽ」大改修へ 地震で被害、再開見通せず”. 河北新報ONLINE NEWS. (2021年8月20日) 2021年8月22日閲覧。
- ^ “JR女川駅の温泉「ゆぽっぽ」待望の営業再開 町民続々と”. 河北新報ONLINE NEWS. (2022年8月22日) 2022年8月22日閲覧。
参考文献
編集- 「JR女川駅 女川町温泉温浴施設」『新建築 2015年9月号』第90巻第12号、新建築社、2015年9月1日、70 - 79、202頁、ISSN 1342-5447。