奥山雄材
日本の郵政官僚
奥山 雄材(おくやま ゆうさい、1931年8月31日 - )は日本の郵政官僚。郵政事務次官を経て、稲盛和夫とともにKDDIの設立に尽力し、同社初代代表取締役社長、電気通信事業者協会会長、簡易保険福祉事業団理事長等を歴任した。
来歴・人物
編集岡山県出身。岡山県立西大寺高等学校を経て[1]、1954年、岡山大学法文学部法学科[2]を2期生として卒業[3]。小長啓一元通商産業事務次官は大学時代の友人[4]。旧郵政省(現:総務省)でNTT民営化にあたるなどし、郵政省通信政策局長などを経て、1988年、郵政事務次官。1993年、第二電電(現:KDDI)社長に就任[5][6]。NTTドコモやNTTコミュニケーションズに対抗するため、稲盛和夫会長とともに、国際電信電話、日本移動通信の親会社であるトヨタ自動車の奥田碩会長などと面談をし、第二電電を存続会社にした合併によりKDDIの設立を行い、同社初代社長に就任した[7][8]。電気通信事業者協会会長[9]も務めた。
略歴
編集- 1954年 郵政省入省
- 1965年 貯金局第一業務課課長補佐
- 1967年 北海道電波監理局監理部長
- 1968年 札幌郵政局郵務部長
- 1969年 札幌郵政局人事部長
- 1970年 大臣官房文書課総合企画室長
- 1971年 郵政参事官
- 1972年 電波監理局放送部業務課長
- 1973年 電波監理局放送部企画課長
- 1976年 近畿郵政局次長
- 1977年 信越郵政局長
- 1979年 大臣官房審議官
- 1980年 関東郵政局長
- 1981年 大臣官房経理部長
- 1983年 大臣官房長
- 1984年 通信政策局長
- 1986年 電気通信局長
- 1988年 郵政事務次官
脚注
編集- ^ 岡山県立西大寺高等学校同窓会
- ^ 『郵政省名鑑』時評社、1989年発行、3ページ
- ^ [1]岡山大学
- ^ 小長啓一元通産事務次官(16)事務次官 最優先政策は技術開発山陽新聞2017年06月30日
- ^ 「No.109 1985.4 」
- ^ 「【焦点の人】奥山雄材(DDI社長) 「NTT追撃」には携帯事業立て直しが急務」新潮社フォーサイト 2000年8月号
- ^ KDDI誕生――一社支配打破へ団結 業界発展目指し競争促す 京セラ名誉会長 稲盛和夫(29) 日本経済新聞社 2016/7/18
- ^ DDIとIDO、KDDが合併に合意、2000年10月に新会社『ディーディーアイ』が誕生――次世代携帯電話でNTTに対抗 アスキー 1999年12月16日 00時00分更新
- ^ [2]
- ^ “平成17年秋の叙勲 瑞宝重光章受章者” (PDF). 内閣府. p. 1 (2005年11月3日). 2006年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月23日閲覧。
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