天野実業
かつて存在したフリーズドライ食品メーカー
天野実業株式会社(あまのじつぎょう)は、かつて存在した日本のフリーズドライ食品メーカー。広島県福山市に本店を置いていた。
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | アマノフーズ |
本社所在地 |
日本 〒719-0393 岡山県浅口郡里庄町里見4215番地 |
本店所在地 |
〒720-0813 広島県福山市道三町9番10号 |
設立 | 1947年(昭和22年)5月 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 2240001029789 |
事業内容 |
カラメルの製造 粉末調味料の製造 真空凍結乾燥(フリーズドライ)食品の製造 スープおよび顆粒状食品の製造 レトルト食品の製造 健康食品の製造 |
代表者 | 遠藤寛(代表取締役社長) |
資本金 | 6,750万円 |
従業員数 | 568名(2010年12月現在) |
主要株主 | アサヒグループ食品株式会社 100% |
外部リンク | https://www.amanofoods.jp/ |
概要
編集フリーズドライ食品の製造を主力分野としていた。以前はアサヒグループホールディングスの子会社だったが、2016年1月にグループ内の食品事業再編に伴い、2015年7月に設立されたアサヒグループ食品の製造子会社となった。2017年7月にアサヒグループ食品へ吸収合併され解散した。事業の名称及びフリーズドライ食品のブランド名としては「アマノフーズ」が存続している。
沿革
編集1940年(昭和15年)12月に創業者・天野辰雄が染料・工業薬品の販売を始め、1947年(昭和22年)5月に天野実業株式会社を設立。
年表
編集- 1957年(昭和32年)11月 - 本社工場に噴霧乾燥機を設置、日本で初めてカラメルの粉末化に成功。
- 1967年(昭和42年)10月 - 岡山県浅口郡里庄町に工場完成。後に本社も移転している。
- 1983年(昭和58年)4月 - フリーズドライの味噌汁を開発、販売開始。
- 2008年(平成20年)6月 - アサヒビール株式会社と資本・業務提携。同社が80%の株式を60億円で取得。
- 2010年(平成22年)12月 - アサヒビールが残りの20%の株式も取得し、同社の完全子会社となる[1]。
- 2011年(平成23年)7月 - アサヒビールのグループ再編により、アサヒグループホールディングス株式会社(旧・アサヒビール株式会社から商号変更)の事業子会社となる。
- 2013年(平成25年)3月 - アサヒビール出身の兼光宏美が代表取締役社長に就任。
- 2015年(平成27年)7月 - アサヒフードアンドヘルスケア及び和光堂との共同株式移転により、アサヒグループホールディングスの子会社としてアサヒグループ食品を設立。
- 2016年(平成28年)1月 - 営業・マーケティング・研究開発・SCM・管理などの各部門の機能をアサヒグループ食品へ移管し、同社の製造子会社となる。
- 2017年(平成29年)7月 - アサヒフードアンドヘルスケア及び和光堂とともにアサヒグループ食品に吸収合併[2]。
事業所
編集本店
編集- 広島県福山市道三町9番10号
支社・工場
編集アンテナショップ
編集主な商品
編集- フリーズドライの即席味噌汁
- 味わうおみそ汁
- いつものおみそ汁
- 減塩いつものおみそ汁
- うちのおみそ汁
- おかずになる具だくさん汁
- みそ汁里自慢
- 無添加みそ汁
- 国産野菜のおみそ汁
- 金のだし
- おこげのスープシリーズ
- おかゆ
- 甘酒
- インスタントラーメンのスープ・具材
テレビ放送
編集脚注
編集出典
編集- ^ 第87期報告書 14ページ、アサヒビール株式会社
- ^ 『アサヒグループ食品 製造3社 吸収合併のお知らせ』(プレスリリース)2017年4月3日 。2017年5月27日閲覧。
- ^ a b “本社内にもアンテナ店 福山の天野実業、FD食品140種”. 中国新聞 (中国新聞社). (2015年3月14日) 2015年4月13日閲覧。
- ^ “天野実業、福山本社にアンテナ店 FD食品150種類販売”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年3月13日) 2015年3月29日閲覧。
- ^ “THE MAKING (309)フリーズドライ味噌汁ができるまで”. Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」. 2022年9月11日閲覧。
参考文献
編集- “オンリーワン・ナンバーワン企業 > 天野実業 株式会社”. 広島県庁 (2011年12月1日). 2015年3月29日閲覧。
- “オンリーワン・ナンバーワン企業情報 天野実業株式会社”. 福山市役所 (2013年12月2日). 2015年3月29日閲覧。