天然塚
天然塚(てんねんづか)は、大分県大分市明野北にある僧天然浄祐の墓である。現在は、その周囲が整備されて、天然塚公園となっている。
概要
編集天然浄祐は周防国山口出身で、1476年(文明8年)に豊後国大分郡高田郷森町村(現在の大分市森町)に専想寺を開いた[1](ただし、最澄によって創建された後、寂れていた寺を再興したという説もある[2])。その後、上京し蓮如の弟子となって浄土真宗に改宗。1484年(文明16年)に蓮如より九州での伝道を命ぜられ、豊後に戻って専想寺を拠点に九州・中国地方への布教を行った。これは九州における浄土真宗の起源とされ、専想寺は九州最古の真宗寺院とされる。
天然塚公園
編集天然塚公園は、天然塚を中心に整備された公園で、広さは42,000m2に及ぶ。北側に大分市立明野北小学校が隣接する。
交通
編集- 大分バス天然塚停留所下車徒歩約1分
脚注
編集- ^ 専想寺
- ^ 専想寺 天然と浄土真宗の広がり - 大分歴史事典
外部リンク
編集座標: 北緯33度13分42.5秒 東経131度39分22.3秒 / 北緯33.228472度 東経131.656194度