天国への階段 (栗本薫)
概要
編集小説
編集小説「天国への階段」の初出は、『non-no』1979年4月5日号。栗本の最初期の作品の一つであり、また栗本の短編小説の中でも最も短い部類に入る作品の一つでもある。
1978年9月の小説家デビューから1980年代前半にかけての時期、栗本はポピュラー音楽作品に題材をとり、その作品のタイトルを題名としたSF小説や、当時の世相を反映した風俗小説などを多く発表していた。本作品もそれに属する風俗小説であり、 レッド・ツェッペリンによる「天国への階段(Stairway to Heaven)」をモチーフとして、ある有名女優の自殺事件にまつわる一風景を描いた物語である。
1988年5月には、本作品を原作としたテレビドラマが制作されている(後述)。
短編集
編集1981年12月には、前述のポピュラー音楽作品を題材とした、上記作品を含む風俗小説群を収録した短編集『天国への階段』が、角川文庫より刊行された。また、2000年7月にはハルキ文庫から再刊された。
- 角川文庫版:1981年12月20日発行 / ISBN 4-04-150001-X
- ハルキ文庫版:2000年7月18日発行 / ISBN 4-89456-715-6
短編集収録作品
編集テレビドラマ
編集『探偵──哀しきチェイサー』「七人の刑事」第28話(TBS系列)
『乱歩賞作家サスペンス 天国への階段 キャスタースキャンダル』(フジテレビ系列)
→「関西テレビ制作・月曜夜10時枠の連続ドラマ」も参照