大高村 (鳥取県)

日本の鳥取県西伯郡にあった村

大高村[1](おおたかそん[2][3])は、鳥取県西伯郡にあった。現在の米子市の一部にあたる。

おおたかそん
大高村
廃止日 1957年1月1日
廃止理由 新設合併
県村大高村伯仙町
現在の自治体 米子市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陰地方
都道府県 鳥取県
西伯郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 8.41 km2.
総人口 2,959
国勢調査、1955年)
隣接自治体 淀江町大山町、県村、米子市
大高村役場
所在地 鳥取県西伯郡大高村大字尾高
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地理

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米子平野の中央部[4]、佐陀川の右岸に位置していた[3]

歴史

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  • 1889年(明治22年)10月1日、町村制の施行により、会見郡尾高村、岡成村、泉村、下郷村が合併して村制施行し、大高村が発足[2][3]。旧村名を継承した尾高、岡成、泉、下郷の4大字を編成[3]
  • 1896年(明治29年)4月1日、郡の統合により西伯郡に所属[3]
  • 1901年(明治34年)大字尾高に郵便局開設[3]
  • 1927年(昭和2年)蚕業学校が設立されたが翌年に廃校[3]
  • 1957年(昭和32年)1月1日、西伯郡県村と合併し、町制施行し伯仙町を新設して廃止された[2][3]。合併後、伯仙町大字尾高・岡成・泉・下郷となる[3]

経済

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産業

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1930年に刊行された『市町村治績録 改訂第2版』によると農産285.484円、畜産10.236円、水産205円、工産40.966円である[1]

農業[4]
商工業
  • 酒造業の船越がいる[5]

行政

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村長助役は以下の通りである。

村長

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  • 船越弥一郎[1]
  • 船越純太郎[1]
  • 青木寿一郎[1]
  • 山上泰蔵[1]
  • 青木米治郎[1]
  • 川上角太郎[1]
  • 吉木菅次郎[1][5]
  • 青木栄[1]

助役

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人口

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1930年に刊行された『市町村治績録 改訂第2版』によると戸数445戸、人口2489人[1]

地域

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施設

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教育
  • 1929年(昭和4年)組合立大山高等公民学校設立[3]
宗教

名所・旧跡

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『市町村治績録 改訂第2版』鳥取県32頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2025年1月3日閲覧。
  2. ^ a b c 『市町村名変遷辞典』131頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j 『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』171-172頁。
  4. ^ a b c d e 「尾高〈米子市〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』199頁。
  5. ^ a b c 『大日本紳士名鑑』鳥取県 29 - 30頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2025年1月3日閲覧。
  6. ^ 『大日本地名辞書 上巻 二版』1008頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2025年1月1日閲覧。

参考文献

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  • 吉田東伍『大日本地名辞書 上巻 二版』冨山房、1907年。
  • 竹内伊四郎編『大日本紳士名鑑』明治出版社、1916年。
  • 日本自治協会編『市町村治績録 改訂第2版』日本自治協会、1930年。
  • 角川日本地名大辞典 31 鳥取県』。
  • 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

関連項目

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