大阪三菱ビルディング
大阪市北区にあったビル(1969-2020)
大阪三菱ビルディング(おおさかみつびし-)は、大阪市北区堂島浜にかつてあったオフィスビルである。
大阪三菱ビルディング | |
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情報 | |
用途 | 事務所 |
設計者 | 三菱地所 |
施工 | 大林組 |
建築主 | 三菱銀行 |
構造形式 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
延床面積 | 37,361 m² |
状態 | 解体 |
階数 | 地上15階地下4階 |
高さ | 67m[2] |
竣工 | 1969年8月[3] |
解体 | 2020年2月15日[1] |
所在地 | 大阪府大阪市北区堂島浜1-1-5 |
座標 | 北緯34度41分44秒 東経135度30分3秒 / 北緯34.69556度 東経135.50083度座標: 北緯34度41分44秒 東経135度30分3秒 / 北緯34.69556度 東経135.50083度 |
概要
編集三菱銀行により建設され、三菱銀行や三菱商事などの三菱グループの大阪における拠点の一つであった。
御堂筋沿い、堂島川の北側(大江橋北詰)に位置する。御堂筋を挟んで向かい側には堂島ビルヂングがある。
なお、この場所にはかつて片岡安の設計により1919年に竣工した福徳生命保険[注釈 1]本店が建っていた[5]。
三菱銀行大阪支店が所在していたが、三菱東京UFJ銀行の大阪中央支店(共同店舗)となり、大阪東京銀行ビル、三菱東京UFJ銀行大阪ビル(旧三和銀行本店)に移転した。三菱東京UFJ銀行大阪ビルの建て替えの際には、2013年10月に当ビルに仮移転し、一時的ではあるが14年ぶりに出戻りという形になった。仮移転の店舗は、2018年8月に竣工した三菱東京UFJ銀行大阪ビル跡地建て替えの三菱UFJ銀行大阪ビルに戻った。
建て替え
編集2020年2月に三菱UFJ銀行が「オーエム4特定目的会社」に売却し[6]、その後解体が着手された。大阪都市計画都市再生特別地区(堂島浜一丁目地区)[7]が決定され、高さ147mのビルに建て替えられる旨が発表された。
2021年1月25日、オーエム4特定目的会社の出資者である三菱地所、三菱商事都市開発、積水ハウス及び三菱HCキャピタル(出資は子会社のMULリアルティインベストメントより)から建て替え計画の概要が発表された。2021年10月着工、2024年4月竣工予定、施工は竹中工務店で、地上32階、延床面積66,000㎡のオフィス(3~15 階)とホテル(17~31 階)の複合施設となる。ホテルは、カンデオ・ホスピタリティ・マネジメントのフラッグシップホテルが出店する[1]。
交通
編集脚注
編集注釈
編集- ^ のちの第百生命保険、現マニュライフ生命保険[4]。
出典
編集- ^ a b "「(仮称)大阪三菱ビル建替え計画」について" (pdf) (Press release). 三菱UFJリース. 25 January 2021. 2024年5月15日閲覧。
- ^ 第三節 高く 巨大に デラックスに― | 第二章 躍進―四十年代の積極経営 | 第四編 最近十年の大林組 | 大林組八十年史
- ^ 1969年(昭和44年) | 沿革 | 会社情報|大林組
- ^ 川崎財閥の流れを汲む「第百生命」の歴史
- ^ 福徳生命拾五年史 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 御堂筋沿いの大阪三菱ビルを売却/特定目的会社が取得/三菱UFJ銀行 | 建設ニュース2020年2月25日
- ^ 都市再生特別地区(堂島浜一丁目地区)説明図
- ^ “大阪三菱ビル跡地に143m「大阪堂島浜タワー」、最上階にカンデオホテルズの露天風呂”. 日経Xtech. (2024年5月10日) 2024年5月15日閲覧。