大阪へやって来た』(おおさかへやってきた)は、友部正人がURCレコードから1972年1月15日に発売したファーストアルバム。

『大阪へやって来た』
友部正人スタジオ・アルバム
リリース
録音 1971年秋
アオイスタジオ
ジャンル フォークソング
時間
レーベル URCレコード
友部正人 アルバム 年表
大阪へやって来た
1972年
にんじん
1973年
テンプレートを表示

解説

編集

フォーク界最高の詩人、友部正人の鮮烈デビュー・アルバム。日本初のトーキング・ブルース・スタイルの「大阪へやって来た」が衝撃だった[1]

岩井宏をディレクターに、高田渡、西岡たかしなど、豪華な顔ぶれがバックをつとめた本作は、発売当初から注目を集めた[2]。しかしそれ以上に、これまでにないリアルな言葉からなる詞と真摯な歌声が、多くのフォーク・ファンを虜にした[2]

収録曲

編集

作詞・作曲:友部正人

Side:A

編集
  1. 大阪へやって来た  – (7:20)
  2. 酔っぱらい  – (7:08)
  3. もしもし  – (3:51)
  4. まるで正直者のように  – (10:06)

Side:B

編集
  1. 真知子ちゃんに  – (5:36)
  2. 梅雨どきのブルース  – (5:52)
  3. まちは裸ですわりこんでいる  – (5:40)
  4. 公園のベンチで  – (11:40)

レコーディング・メンバー

編集

大阪へやって来た

編集
  • ギター・ハーモニカ・唄  – 友部正人

酔っぱらい

編集

もしもし

編集
  • ギター・ハーモニカ・唄  – 友部正人

まるで正直者のように

編集
  • ベース  – 宇野主人
  • ドラム  – 江戸門弾鉄
  • フラットマンドリン  – 高田渡
  • ピアノ  – 緒方和也

真知子ちゃんに

編集
  • ギター・ハーモニカ・唄  – 友部正人

梅雨どきのブルース

編集
  • ギター・ハーモニカ・唄  – 友部正人

まちは裸ですわりこんでいる

編集
  • ギター・ハーモニカ・唄  – 友部正人

公園のベンチで

編集
  • ギター・ハーモニカ・唄  – 友部正人

スタッフ

編集

発売履歴

編集
発売日 レーベル 規格 規格品番 備考
1972年1月15日 URCレコード LP URL-1022
1977年 URCレコード LP UX-8016
1980年6月 SMS Records LP SM20-4138
1987年10月21日 SMS Records LP MD30-4138
1989年 Kitty Records CD H20K-25023
1995年6月16日 東芝EMI CD TOCT-8961
2002年10月9日 avex lo. CD IOCD-40026 CD-EXTRA仕様。
2005年3月16日 avex lo. CD(紙ジャケ) IOCD-40088
2009年5月20日 ポニーキャニオン HQCD PCCA-50119
2009年5月20日 ポニーキャニオン 配信 PCCA-50119
2020年3月4日 ポニーキャニオン CD PCCA-04923

関連項目

編集

脚注

編集
  1. ^ URCレコードとは/URCレコードカタログ紹介2020年11月9日閲覧。
  2. ^ a b 『1970音楽人百科』学習研究社、1994年12月27日、37ページ。