大谷 毅(おおたに つよし、1943年5月26日 - )は日本の経営学者信州大学名誉教授[1]繊維学部研究特任教授[1]博士(学術)。都市やリゾートのサービスビジネスの経営問題を専門とし、リゾート開発やフードビジネスのフィージビリティスタディファッションビジネスの国際プレゼンスなどの問題を扱う。その具体的な考え方は、たとえば宮城県が設置した宮城大学事業構想学部の設置申請(趣旨・教育課程・教員組織)や、日本感性工学会の創設などに表出される。

経歴

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  • 東京都出身[2]
  • 武蔵大学経済学部卒業[2]
  • 1975年3月- 明治大学大学院経営学研究科博士課程単位取得退学[1]
  • 1975年4月-信州大学人文学部経済学科講師[1]
  • 1983年9月-信州大学経済学部教授(-1997年3月)[1]
  • 1984年4月-信州大学学生部長併任(-1988年3月)[1]
  • 1997年4月-宮城大学事業構想学部長(-2001年3月)同事業計画学科教授(2002年3月)[1]
  • 1998年10月-日本感性工学会の創設に参加 同理事
  • 2002年4月-信州大学繊維学部感性工学科(同大学院工学系研究科)教授(-2009年3月)[1]
  • 2009年4月-信州大学名誉教授、繊維学部研究特任教授[1]

著書

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  • 『銀行支店長』(単著、日本経済新聞社、1980年)
  • 『サービス産業の経済学』(共著、ダイヤモンド社、1981年)
  • 『六本木ビジネス』(単著、日本経済新聞社、1984年)
  • 『ギャルマーケット』(単著、中央経済社、1986年)
  • 『リゾートビジネス』(単著、日本経済新聞社、1986年)
  • 『サービス産業の経済学』(共同執筆、日本経済新聞社、1987年)
  • 『観光リゾート開発戦略データファイル全10巻』(編著、第一法規出版、1987年)
  • 『新・六本木ビジネスの世界』(単著、日本経済新聞社、1988年)
  • 『モードとフードの組織ー個性の演出と流行の戦略』(共著、第一法規出版、1988)
  • 『リゾートビジネスの構図-岐路に立つ企画現場』(単著、第一法規出版、1991年)
  • 『流通経済の基礎』同友館(共著、同友館、1995年)

論文等

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  • 大谷毅, KIMKyoungOk, 高橋正人, 乾滋, 森川英明, 高寺政行「日本のファッション事業と国際プレゼンス:-ファッション工学を標榜する-」『日本感性工学会論文誌』第13巻第5号、日本感性工学会、2014年、629-668頁、doi:10.5057/jjske.13.629ISSN 1884-0833NAID 130004957872 
  • 「Characteristics of the Design and Production Process for Italian- and Japanese-Made Tailored Jackets in the Global Market」『 Industrial Applications of Affective Engineering』(共著、Springer、2014年)[3]

栄典

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i SOAR 研究者総覧|信州大学学術情報オンラインシステムSOAR”. soar-rd.shinshu-u.ac.jp. 2021年4月22日閲覧。
  2. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.304
  3. ^ Otani, Tsuyoshi; Kim, KyoungOk; Miyatake, Keiko; Sano, Kimiko; Takatera, Masayuki (2014). Watada, Junzo; Shiizuka, Hisao; Lee, Kun-Pyo et al.. eds (英語). Industrial Applications of Affective Engineering. Cham: Springer International Publishing. pp. 193-207. doi:10.1007/978-3-319-04798-0_15. ISBN 978-3-319-04798-0. https://doi.org/10.1007/978-3-319-04798-0_15 
  4. ^ 令和6年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 5 (2024年11月3日). 2024年11月7日閲覧。