大西尹明
日本の翻訳家
経歴
編集東京出身。早稲田大学英文科卒業、戦後、明治大学政治経済学部教授を務めた。
1968年に川瀬広保らが創設した明治大学SF研究会の会長。 レイ・ブラッドベリ『ウは宇宙船のウ』、H・P・ラブクラフトの作品などSF、怪奇小説の翻訳で知られる。
翻訳
編集- 『赤い館の秘密』(A・A・ミルン、東京創元社) 1956
- のち創元推理文庫
- 『マラコット深海 / ゴードン・ピムの冒険』(アーサー・コナン・ドイル / E・A・ポオ)、東京創元社、世界大ロマン全集16) 1957
- 『現代史大系 第2 ファシズム アドルフ・ヒトラー』(アラン・バロック、みすず書房) 1958 - 1960
- 『狙った椅子』(The Narrowing Circle、ジュリアン・シモンズ、東京創元社、クライム・クラブ) 1958
- のち改題『ねらった椅子』(創元推理文庫)
- 『怪物』(A・ビァース、東京創元社、世界恐怖小説全集5) 1958
- 『消えた心臓』(平井呈一共訳、東京創元社、世界恐怖小説全集4) 1959
- 『ジェニーの肖像』(ロバート・ネーサン、東京創元社、世界大ロマン全集60) 1959
- 『メルトン先生の犯罪学演習』(Full Circle、ヘンリ・セシル(Henry Cecil)、創元推理文庫) 1961
- 『木曜日の男』(The Man Who Thursday: A Nightmare、チェスタトン、東都書房、世界推理小説大系10) 1963
- 『時間の種』(The Seeds of Time、ジョン・ウィンダム、創元推理文庫) 1966
- 『ウは宇宙船のウ』(レイ・ブラッドベリ、創元推理文庫) 1968
- 『怪奇小説傑作集 第3』(橋本福夫共訳、創元推理文庫) 1969
- 『ピー・アイ・マン』(The Darkside of the Earth、アルフレッド・ベスター、創元推理文庫) 1969
- のち『世界のもうひとつの顔』に改題(創元SF文庫)
- 『考える技術』(エルネスト・ディムネ(Ernest Dimnet)、彌生書房、彌生選書) 1970
- 『ポオ小説全集2』(エドガー・アラン・ポー、創元推理文庫) 1974
- 「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」
- 「沈黙」
- 「ジューリアス・ロドマンの日記」
- 「群衆の人」
- 「煙に巻く」
- 「チビのフランス人は、なぜ手に吊繃帯をしているのか?」
- 「エドガー・ポオ その生涯と作品」(ボードレール)
- 『ラヴクラフト傑作集 1』(創元推理文庫) 1974