大縣神社
大縣神社(おおあがたじんじゃ)は、愛知県犬山市にある神社である。旧社格は、式内社(名神大社)・尾張国二宮・旧国幣中社・別表神社。
大縣神社 | |
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拝殿 | |
所在地 | 愛知県犬山市宮山3 |
位置 | 北緯35度19分48.5秒 東経136度57分58.4秒 / 北緯35.330139度 東経136.966222度座標: 北緯35度19分48.5秒 東経136度57分58.4秒 / 北緯35.330139度 東経136.966222度 |
主祭神 | 大縣大神 |
社格等 |
式内社(名神大) 尾張国二宮 旧国幣中社 別表神社 |
創建 | 垂仁天皇27年 |
本殿の様式 | 尾張造 |
例祭 | 10月10日 |
地図 |
新字体で「大県神社(読みは同じ)」と表記する場合もある。
歴史
編集概史
編集年 | 真清田神 | 大縣神 | 熱田神 |
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822年 | -- | -- | 従四位下 |
833年 | -- | -- | 従三位 →正三位 |
847年 | 無位 →従五位下 |
無位 →従五位下 |
-- |
853年 | 従五位上 →従四位下 |
従五位下 →従四位下 |
-- |
859年 | -- | 従四位下 →従四位上 |
正三位 →従二位 |
従二位 →正二位 | |||
865年 | 従四位上 →正四位上 |
-- | -- |
873年 | -- | 従四位上 →正四位下 |
-- |
神名帳 | 名神大 | 名神大 | 名神大 |
一宮制 | 一宮 | 二宮 | 三宮 |
社伝によれば「垂仁天皇27年に、本宮山の山頂から現在地に移転した」とある。
神階
編集祭神
編集祭神は、大縣大神(おおあがたのおおかみ)としている。大縣大神は、国狭槌尊とする説、天津彦根命(大縣主の祖神)とする説、少彦名命とする説、大荒田命(日本武尊の三世孫で迩波縣君の祖)とする説、武恵賀前命(神八井耳命の孫で迩波縣君の祖)とする説などがあり、はっきりしない。いずれにしても、「大縣大神は、尾張国開拓の祖神である」とされている。
境内
編集境内には、いくつかの境内社がある。かつては別宮二社、末社52社があったとされる。その中の一つの摂社の姫の宮には、玉姫命が祀られている(倉稲魂神とする説もある)。ここは古来より安産・子授など女性の守護神として崇敬されており、女陰をかたどった石などが奉納されている。これは小牧市田縣神社の男根に対応するものである。本宮山の山頂には、大縣大神の荒魂を祀る本宮社がある。
社殿は「大縣造」と称されるもので、寛文元年(1661年)に尾張藩2代目藩主である徳川光友によって造営されたものである[1] 。
また同神社は、愛知県で二番目に大きい前方後円墳である茶臼山古墳(青塚古墳)も管理している。付近には、円墳などの古墳群が点在する。
境内の裏手のある山の斜面には、約300本のしだれ梅の梅園がある。
祭事
編集豊年祭
編集別名「於祖々祭(おそそ祭)」とも言う。毎年3月15日直前の日曜日に行なわれる祭事。女陰をかたどった山車などが練り歩く。この祭りと対になっているのが、田縣(たがた)神社の豊年祭で、こちらでは男根をかたどった神輿が練り歩く。
梅まつり
編集文化財
編集- 重要文化財
施設
編集- 総合結婚式場大縣神社
- 梅園
- 楽田神社
- 大国恵比須神社
所在地
編集交通アクセス
編集- 名鉄小牧線の楽田駅下車、徒歩で約20分。または、楽田駅東口から犬山市コミュニティバス つつじヶ丘団地行き(平日のみ、祝日も運行)で約8分。
- 愛知県道177号大県神社線
周辺
編集施設
編集その他
編集脚注
編集- ^ 大縣神社について
- ^ a b “大縣神社本殿祭文殿及び東西回廊”. 愛知県. 2013年4月19日閲覧。
参考文献
編集- 鈴木二郎『大県神社史』、1969年
関連図書
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 大縣神社公式HP
- 古今宗教研究所
- トリアゾラムください - ウェイバックマシン(2019年1月1日アーカイブ分)
- 愛知の公式観光ガイド AICHI NOW 大縣神社