大森義夫
1909-1983, 俳優。
大森 義夫(おおもり よしお、1909年〈明治42年〉3月7日 - 1983年〈昭和58年〉11月17日)は、日本の俳優。本名は菅沼 常吉。
おおもり よしお 大森 義夫 | |
---|---|
本名 | 菅沼 常吉 |
生年月日 | 1909年3月7日 |
没年月日 | 1983年11月17日(74歳没) |
出生地 | 日本・群馬県桐生市 |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台 |
主な作品 | |
『事件記者』 |
来歴・人物
編集群馬県桐生市出身。早稲田大学英文科在学中から早大演劇研究会に所属していた。1934年に卒業し、左翼劇場、中央劇場を経て新協劇団に入団した。同劇団在籍中に日活に入社し、映画に出演した。戦後、大映に入社。1946年に第2次新協劇団に加入した。1952年に宇野重吉、滝沢修らの劇団民藝に入団。『どん底』『三人姉妹』などの舞台で重要な脇役を務めた。舞台のほか映画やテレビドラマでも活躍しており、特に『事件記者』の八田老人役でレギュラー出演し、軽妙な芝居で人気を博した。
主な出演作品
編集映画
編集- 初恋(1939年、東宝) - 寅彦
- この妻の願いを(1949年、日本映画社) - パン屋さん
- 日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声(1950年、東横) - 大町伍長
- 殺人者の顔(1950年、東宝) - 川久保
- 暴力の街(1950年)
- 初恋問答 (1950年、松竹) - 坂田
- ホープさん(1951年、東宝) - 一郎
- 夜明け前(1953年、新東宝)
- 縮図(1953年、近代映画協会)
- 美しい人(1954年、新東宝) - 井上編集長
- 沙羅の花の峠(1954年、日活) - 岡野
- しいのみ学園(1955年、新東宝) - 霊波道場主
- 色ざんげ(1956年、日活) - 刑事
- 夜あけ朝あけ(1956年、民藝) - 新聞記者
- 殺したいのは誰だ(1957年、日活) - 毛利
- 白い悪魔(1958年、日活)- 木谷
- 銀座の砂漠(1958年、日活) - 小森巡査
- 二連銃の鉄(1959年、日活) - 医師
- 事件記者シリーズ(日活) - 八田老人
- 事件記者(1959年)
- 事件記者 真昼の恐怖(1959年)
- 事件記者 仮面の脅迫(1959年)
- 事件記者 姿なき目撃者(1959年)
- 事件記者 影なき男(1959年)
- 事件記者 深夜の目撃者(1959年)
- 事件記者 時限爆弾(1960年)
- 事件記者 狙われた十代(1960年)
- 事件記者 拳銃貸します(1962年)
- 事件記者 影なき侵入者(1962年)
- 新・事件記者 大都会の罠(1966年)
- 新・事件記者 殺意の丘(1966年)
- にあんちゃん(1959年、日活) - 閔
- 俺は欺されない(1960年、日活) - 江口議員
- 青年の樹(1960年、日活) - 超人先生
- ガラスの中の少女(1960年、日活) - 義助
- 警察日記 ブタ箱は満員(1961年、日活) - 草川巡査
- 闘いつづける男(1961年、日活) - 黒瀬
- 上を向いて歩こう(1962年、日活) - 久米刑事
- 青年の椅子(1962年、日活) - 日東電機工業社長
- 雲に向かって起つ(1962年、日活) - 豊田
- あの橋の畔で 第二部・完結篇(1962年、松竹) - 神埼弁護士
- 乳房を抱く娘たち(1962年、大映) - 農協理事
- サムライの子(1963年、日活)- ヨシオド
- 歌え若人達(1963年、松竹) - 編集長
- 青春を返せ(1963年、日活)- 豊島
- みんなわが子(1963年、全農映) - 村長
- 若旦那日本晴れ(1963年、日活) - 大学教授
- 地獄の祭典(1963年、日活) - 船長
- 七人の刑事 終着駅の女(1965年、日活) - 大滝組長
- 御用牙 かみそり半蔵地獄責め(1973年、東宝) - 矢部常陸守
- はだしの青春(1975年、松竹) - 岩倉校長
- 疑惑(1982年、松竹) - 白河藤九郎
テレビドラマ
編集- 礫茂左衛門(1953年、NHK) - 政所村市兵衛
- アリババと四十人の盗賊(1953年、NHK) - 親分
- こどもの時間 / アルベルト・シュバイツェル(1956年、NHK)
- プレイハウス / 底流(1957年、NHK)
- テレビ劇場(NHK)
- 地方紙を買う女(1957年) - 杉本隆治
- 貸本屋先生(1958年)
- 父の記念日(1959年)
- 馬六先生人生日記より 最初の往診(1959年)
- 馬六先生人生日記より 夜の冒険(1959年)
- 馬六先生人生日記 あんぱんとクリスマス(1960年)
- 海と鯨と男たち(1961年)
- サンヨーテレビ劇場(KR)
- 裸の王様(1958年)
- 私は貝になりたい(1958年) - 参謀
- 風立ちぬ(1958年)
- 事件記者(1958 - 1966年、NHK) - 八田
- バス通り裏(1958年、NHK)
- 雑草の歌(NTV)
- 第13話「人間開眼」(1958年)
- 第128・129話「遠い峡谷」(1960年)
- 第149話「炎のあと」(1961年)
- 私だけが知っている / 暴風雨の宿(1958年、NHK)
- おかあさん 第10話「華やかな訣別(1958年、KR)
- お好み日曜座(NHK)
- ちゃん(1959年)
- 銅婚式(1959年)
- 東芝土曜劇場(CX)
- 第1話「左の腕」(1959年)
- 第26話「幽霊に手錠はかけられない」(1959年)
- 第78話「若い刑事」(1960年)
- 第81話「殺される男」(1960年)
- 第91話「悪人の眺め」(1960年)
- 第145話「見ていない男たち」(1962年) - 刑事
- ダイヤル110番 第102話「海のある町」(1959年、NTV)
- NECサンデー劇場(NET)
- 君死にたもうことなかれ(1959年)
- わかっておくれよ(1960年)
- 三行広告 第29話「猟人」(1959年、CX)
- 三菱ダイヤモンド劇場 / 馬淵川(1960年、CX)
- 慎太郎ミステリー・暗闇の声 / 女神(1960年、KR)
- テレビ指定席(NHK)
- 社長室(1961年)
- 獣に生きる(1963年)
- 決定的瞬間 第22話「天使昇天」(1961年、NTV)
- プリンススリラー劇場 / 悪魔はここに(1961年、CX)
- 東レサンデーステージ 第56話「脚」(1961年、NTV)
- シャープ火曜劇場(CX)
- 第6話「忘れ得ぬ人」(1961年)
- 第24話「あやに愛しき」(1962年)
- 夫婦百景(NTV)
- 第182話「賢妻恐怖症」(1961年)
- 第199話「発明狂亭主」(1962年)
- 愛の劇場 第111話「結婚予約」(1961年、NTV) - 社長
- 近鉄金曜劇場 / 夜の谷間で(1962年、TBS)
- 名作推理劇場 / 晩餐後の筋書(1962年、MBS)
- 判決(NET)
- 第26話「遠い靴音」(1963年)
- 第73話「勤続三十五年」(1964年)
- 第143話「九日間の休暇」(1965年)
- 第150話「許しあえる日を」(1965年)
- 第163話「鎖」(1965年)
- 男ありて(NTV)
- 第4話「わが歌は高原に」(1964年)
- 第10話「ハダカの王様」(1964年)
- 笹沢左保「峠」シリーズ 第1話「中山峠に地獄を見た」(1972年、CX / C.A.L) - 源兵衛
- 科学捜査官(1973年 - 1974年、KTV / 松竹) - 浜松技官
- 太陽にほえろ! 第139話「墓穴を掘る」(1975年、NTV / 東宝) - 金融会社社長
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第77話「兇悪の終着駅」(1976年、NET / 東映) - 南部鉄五郎
- 土曜ワイド劇場 / 人それを情死と呼ぶ(1977年、ANB)
- 日本の戦後 第8話「審判の日」(1978年、NHK) - 平沼騏一郎
- 白い巨塔(1978年、CX) - 大学教授
- 草燃える(1979年、NHK) - 三浦義明
- あめりか物語(1979年、NHK) - 通訳の老人
- 振り袖御免 江戸芙蓉堂医館(1981年、CX / 東宝) - 算角
- 松本清張シリーズ・けものみち(1982年、NHK) - 代議士
人形劇
編集- ひょっこりひょうたん島・ウクレレ・マン・ダンシリーズ(NHK) - ドクトル・デ・ペソ