大島一能
日本の情報通信工学者
大島 一能(おおしま かずよし、1950年 - )は、大阪府出身の日本の情報通信工学者。大阪工業大学名誉教授。工学博士(東京大学)。電子情報通信学会(IEICE)フェロー。
経歴
編集1975年東京大学大学院工学研究科電子工学専攻修士課程修了。1978年同大学院工学研究科電子工学専攻博士後期課程修了、工学博士(東京大学)[1]。三菱電機情報技術総合研究所で主にATM/光アクセスネットワークの研究開発に従事し、1987年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)客員研究員も兼務。その後、三菱電機欧州研究所(フランス)での駐在経験、本社通信システム統括事業部ATMシステム部長[2]などを務め、2010年大阪工業大学情報科学部情報ネットワーク学科(現:ネットワークデザイン学科)教授として着任。2013年同大学情報科学部長・情報科学研究科長[3]。2021年同大学名誉教授。
大阪工業大学情報科学部長として、奈良県川上村の桜を鑑賞できるシステム「桜ライブキャスト」(長距離WiFiブリッジ接続など情報通信技術を活用)プロジェクトの推進[4]や、主に大阪府教育センターと協力し高大連携教育推進にも取り組んだ[5]。
主な所属学会は、電子情報通信学会、映像情報メディア学会、IEEEなど。主な受賞は、電子情報通信学会フェロー(2009)。
主な研究
編集脚注
編集- ^ “学位論文要旨”. 東京大学学位論文データベース. 2022年9月6日閲覧。
- ^ 菊地克昭、大島一能、手島邦夫「ATMネットワークシステムの現状と展望」『三菱電機技報』第74巻第8号、2000年、514-517頁、CRID 1523951030580382464。
- ^ 「GAKUEN NEWS ニュース&トピックス」『常翔学園広報誌 FLOW』第79号、2018年5月、17頁。
- ^ “あきつの小野公園ライブカメラプロジェクト”. 奈良県川上村. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “大学連携 ~情報社会をリードする最先端研究に触れる~”. 大阪府立淀川工科高等学校. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “光アクセスシステムにおけるパケットモニタを適用した省電力化方式の研究”. 科学研究費助成事業データベース. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “光通信システムにおけるONU消費電力の削減方法”. 新技術説明会. 科学技術振興機構. 2022年9月6日閲覧。
- ^ 堀田善文、山中秀昭、小崎成治「無線LANのGE-PONシステムへの収容に関する一検討」『電子情報通信学会技術研究報告 信学技報』第103巻第415号、2003年、21-24頁、CRID 1572543024849449728。