大塚雄三
大塚 雄三(おおつか ゆうぞう、1979年8月27日 - )は、日本のシンガーソングライター。元CHARCOAL FILTERのヴォーカリスト。
CHARCOAL FILTER活動時は、ほぼ全ての作詞を担当。嵐やジャニーズJr.、塚本高史にも詞曲を提供していた。これら楽曲提供のうち、デビュー前に手掛けた一部は「ゆう.」名義でクレジットされている(提供楽曲の詳細については後述)。身長169cm。
来歴
編集高校在学中の1996年に、小名川高弘・安井佑輝・高野真太郎のバンドに加入し、学園祭にて初ライヴを行う。
1999年、CHARCOAL FILTERとしてシングル『I start again』にてメジャーデビュー。2002年には自身が作詞・作曲した『Brand-New Myself 〜僕にできること』がオリコン16位、20万枚のセールスを記録。2003年、小名川と共に "ジョン・レノン音楽祭2003 Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ" に出演。同年、『Brand-New Myself ~僕にできること』をビビアン・スーが中国語でカバーし、台湾で大ヒットした(中国語タイトルは『決定愛你』)。2007年7月、CHARCOAL FILTER解散。
→詳細は「CHARCOAL FILTER § 略歴」を参照
CHARCOAL FILTER解散後は、広告代理店のアサツー ディ・ケイ勤務を経て、自身の会社「株式会社Yellowship&co.」で代表取締役を務めた。
2011年8月、香川県内の高速道路で自動車事故に遭い頭蓋骨骨折の重体となる[1]も奇跡的に一命を取り留め、リハビリ期間を経て2015年に自らの体験を綴った著書『孤独なレース』を刊行。
エピソード
編集- バンドの楽曲がMATCH(大塚ベバレジ)のCMに4度タイアップされた。
- 曾祖父・武三郎は大塚製薬の創業者。祖父・正士、伯父・明彦は大塚製薬の元社長。大叔父・芳満は大塚製薬元会長。同じく大叔父の公は大塚化学元会長、大叔父の正富はアース製薬元社長。父・雄二郎は大塚化学ホールディングスの元会長。兄・太郎は大塚倉庫会長と大塚製薬の創業家一族の家系に育った。
- 幼い頃から歌うことが好きで、小学校時代は有志の合唱団にも所属していた。
- CHARCOAL FILTERの高野真太郎とは慶應義塾幼稚舎の頃からの幼馴染。
- 2000年7月31日の 初ワンマンライヴ("Spiky night")では、初めてステージ上で涙した。
- 自宅に「ちびスタ」(「ちびぞうスタジオ」の略)というスタジオを構えていたが、現在はそれらの機材の多くは「コナスタ」(小名川のスタジオ)に移動している。
- 2003年にポリープができ、発声しづらい時期が続くも、2005年後半頃から歌声が戻ってきた。
- 高校1年の頃、バンドでGreen Dayのコピーをするべくクラスメートを誘ったが、その友人はX JAPANのファンだったため、結局上手くいかなかった。
- 高校2年の頃、高野のバンドがヴォーカルを探していると聞き、小名川・安井と出会う。試験的に4人でスタジオ入りし、Green Dayの『Basket Case』を歌唱したところ、その場で即メンバーとして迎え入れられた。
- Tシャツを好み、特にA BATHING APEのTシャツを愛用している。
- aikoの大ファンだが、DVDを購入するも「観たらただのファンになり下がる気がする」という理由で未鑑賞である。
提供楽曲
編集提供曲
- 嵐 『明日に向かって』 (作詞) - シングル『A・RA・SHI』及びアルバム『嵐 Single Collection 1999-2001』収録。ジャニーズJr.が頻繁に歌っていた曲でもある。
- 影山ヒロノブ 『君だけのために』 (作詞)
- ジャニーズJr.
- 塚本高史 『ありがとう』 (作詞・作曲) - シングル『いつでも僕は』カップリング。
- 吉田智美 『グレープフルーツムーン』 (作詞)
- せんとくんテーマ曲『せんとくんなら知っている』(作詞)
カヴァー曲
交友関係
編集- 高野哲 - MALICE MIZER初代ヴォーカル。現在はnilをはじめ多数のバンドに在籍。大塚がnilのライヴへ頻繁に足を運んでいることや、同じレコード会社だった縁もあり、CHARCOAL FILTERのライヴ観覧や、ファンクラブ会報の対談コーナーに登場。
- 中島卓偉 - イベントをきっかけに知り合う。CHARCOAL FILTERとは、tvk「Music Chat」の出演が共に最多回数という共通点もある。
- 2丁拳銃 - 友人のお笑い芸人。音楽活動も行っていることから、『Gimme a night』へも出演した。
- ネスミス - EXILEのヴォーカル兼パフォーマー。近隣に住んでおり、頻繁に交友している。
- 326 - 自身がパーソナリティーを務める『真夜中の王国(NHK BS)』への、CHARCOAL FILTER出演がきっかけとなり大塚と知り合った。プライベートでも親交を持つ仲で、自らのホームページでは大塚の直筆メッセージを期間限定で掲載したこともある。
- MEG - レコード会社が共にWARNERだったこともあり、大塚のホームパーティーに参加するなど親交がある。また、大塚から贈られたTシャツを所有している。
著書
編集- 『孤独なレース』 (あさ出版 2015年)ISBN 9784860638047
出演
編集脚注
編集- ^ “香川の高速道で車横転 男性投げ出され頭蓋骨骨折の重体”. 産経新聞. (2011年8月13日). オリジナルの2011年8月14日時点におけるアーカイブ。
- ^ “元CHARCOAL FILTER大塚雄三、事故から復帰しプロジェクト立ち上げ”. 音楽ナタリー. (2016年5月25日) 2020年11月10日閲覧。
外部リンク
編集- CHARCOAL FILTER Official Website (CHARCOAL FILTER公式サイト)
- 大塚雄三 (@yuzoshop0620) - X(旧Twitter)