大城 真乃(おおしろ しんの、2002年11月24日 - )は、沖縄県国頭郡宜野座村出身[2]プロ野球選手投手育成選手)。左投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。

大城 真乃
福岡ソフトバンクホークス #134
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 沖縄県国頭郡宜野座村
生年月日 (2002-11-24) 2002年11月24日(21歳)
身長
体重
170 cm
70 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2020年 育成選手ドラフト7位
年俸 360万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

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プロ入り前

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宜野座村立松田小学校から「松田クラブ」で軟式野球を始め、宜野座村立宜野座中学校では「宜野座ゴールデンオーシャン」に所属する[2]。中学3年生の頃に阪神タイガースの宜野座春季キャンプで開かれた少年野球教室で、捕手役のウィリン・ロサリオ相手に投げた経験がある[3]

高校は沖縄県立宜野座高等学校に進学。2年生夏の第101回全国高等学校野球選手権沖縄大会1回戦で登板する[4]。3年生の夏の第102回全国高等学校野球選手権大会コロナ禍のなか中止となり、甲子園出場はならなかった。代替試合として行われた夏季沖縄県高等学校野球大会では、1回戦の対コザ高等学校では15奪三振で完投勝利。2回戦の対沖縄尚学高等学校では、0対1で敗れるも11奪三振を記録し、被安打4、1失点で完投した[2][5]

2020年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議にて、福岡ソフトバンクホークスから育成ドラフト七巡目指名され[6]、11月14日、支度金300万円、年俸360万円(金額は推定)で契約合意に達し[7]、12月10日に入団発表会見が行われた[8]背番号134

プロ入り後

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2021年は、二軍公式戦に登板は無く[9]、三軍では25試合の登板で76回2/3を投げ、4勝3敗1セーブ、防御率4.23を記録する[10]

2022年、二軍公式戦で1試合登板し[11]、三軍では29試合の登板で119回2/3を投げ、5勝9敗1セーブ、防御率3.01の成績を残す[12]

2023年、昨年の10月に行った動作解析で、横回転の動きが良い事が判明し、シーズンの初めから嘉弥真新也にアドバイスを貰いながら、投球フォームを今までのスリークォーターからサイドスローに変更する[13]。9月5日の三軍戦、対読売ジャイアンツ戦では三者連続三振を記録するなど[14]、二軍公式戦での登板は無かったが[15]、三軍・四軍戦では52試合の登板で63回を投げ、2勝1敗、防御率2.86と前年の成績を上回る[16]

選手としての特徴

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  • 最速140km/hのストレートと肘や手首が柔らかい投法で、制球と球のキレが持ち味の投手[2][6]
  • 2022年のシーズンオフまでスリークォーターの投球フォームだったが、2023年シーズンよりサイドスローに変更した[13]

詳細情報

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背番号

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  • 134(2021年 - )

登場曲

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[17]

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2023年11月22日閲覧。
  2. ^ a b c d 【ホークス育成新人File】育成下位の左腕は成り上がる? 育成7位・大城真乃”. Yahoo! JAPAN (2021年1月27日). 2021年3月19日閲覧。
  3. ^ “阪神・ロサリオ、中学生相手に“捕手デビュー” 片山ブルペン捕手から太鼓判”. SANSPO.COM (産業経済新聞社). (2018年2月5日). https://www.sanspo.com/article/20180205-YGO6RGRAXRKMHKAA7NWQS7ZOMU/2/ 2021年3月19日閲覧。 
  4. ^ 第101回全国高校野球選手権沖縄大会 1回戦(2019年6月29日 コザしんきんスタジアム)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2019年6月29日). 2021年3月19日閲覧。
  5. ^ 宜野座(沖縄)2006年以降の全ての試合結果”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球. 2021年3月19日閲覧。
  6. ^ a b “ソフトバンク育成7位は「嘉弥真2世」宜野座高のサウスポー大城真乃”. 西日本スポーツ (西日本新聞社). (2020年10月26日). https://web.archive.org/web/20201028060457/https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/658231/ 2021年3月19日閲覧。 
  7. ^ “ソフトバンク、育成7位大城と入団合意 「嘉弥真2世」と期待の左腕”. 西日本スポーツ (西日本新聞社). (2020年11月14日). https://web.archive.org/web/20201114105829/https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/664284/ 2021年3月19日閲覧。 
  8. ^ 2020/12/10(木) 選手 新入団会見レポ。1位井上選手は「背番号43」”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2020年12月10日). 2021年3月19日閲覧。
  9. ^ 2021年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp. 2023年12月20日閲覧。
  10. ^ 3軍選手成績 非公式戦個人成績 投手成績 2021/11/5(金)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2021年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月20日閲覧。
  11. ^ 2022年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp. 2023年12月20日閲覧。
  12. ^ 3軍選手成績 非公式戦個人成績 投手成績 2022/11/7(月)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2022年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月20日閲覧。
  13. ^ a b “ソフトB育成3年目 大城“嘉弥真2世”だ サイドスロー転向の左腕 同じ沖縄出身の先輩のような活躍を”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2023年9月19日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/09/19/kiji/20230918s00001173752000c.html 2023年12月20日閲覧。 
  14. ^ “Sports otto! 〝嘉弥真2世〟ソフトバンクの育成左腕、大城真乃 家族の前で圧巻の3者連続三振”. 西日本スポーツ]publisher=西日本新聞社. (2023年9月5日). https://nishispo.nishinippon.co.jp/article/794526 2023年12月20日閲覧。 
  15. ^ 2023年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp. 2023年12月20日閲覧。
  16. ^ ファーム非公式戦個人成績 投手 ※2023/11/6時点”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2023年11月6日). 2023年12月20日閲覧。
  17. ^ チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2023年12月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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