大和優雅
日本の映画監督、演出家、脚本家、競馬評論家
大和 優雅(やまと ゆうや、1975年3月6日 - )は、日本の映画監督、演出家、脚本家。
宮城県出身。大和A画座、大和A劇隊の主宰者でもある。
経歴
編集宮城県遠田郡涌谷町にある天台宗の寺院、箟峯寺の宿坊に長男として生まれる。1990年、宮城県石巻高等学校入学後、僧侶の道には進まず、落語家か映画監督を志望。
1994年、二松學舍大学文学部比較文学科進学後、同じ涌谷町出身の映画監督、若松孝二の事務所に出入りするようになり、やがてシナリオ作家協会(一般社団法人)主催のシナリオ講座に通い始める。その後、シナリオ講座での担当講師であった脚本家、掛札昌裕および桂千穂に師事する。
1998年、大学卒業後、掛札昌裕の勧めでテレビドラマの助監督を務める。その後、ライター等フリーランス業で生計を立てながら、映画製作に着手。
2010年、自主制作映画『つるしびな』で監督デビュー。同作は当初2011年5月から宮城県内の映画館で一般公開される予定だったが、東日本大震災の影響で一旦上映が白紙に。都内でのチャリティー上映会などを経て、同年11月、一般公開された。また、同年から演劇作品の脚本・演出も手がけ、東日本大震災をテーマとした過激な作風を特徴としている。代表的なものは「大和優雅震災三部作」(『スイヘーリーベ僕の船』、『ホワイトタイガース』、『楽園のヒロインと絆の王子様』)。2014年3月には新中野ワニズホールにおいて、小劇場では異例となる1ヶ月間連続の公演を行った。
エピソード
編集主な作品
編集映画
編集- 2010年『つるしびな』(監督、脚本)
- 2015年『star 〜スター〜』(監督、脚本、プロデュース)
演劇
編集作・演出
編集- 『最後のラーメン』
- 『スイヘーリーベ僕の船』
- 『彼女のパパ』
- 『ホワイトタイガース』
- 『ロケット』
- 『つるしびな2』
- 『楽園のヒロインと絆の王子様』
- 『彼氏のママ』
- 『私の中のアクトレス』
- 『輝け!東北のスター』
- 『大和監督殺人事件』
- 『最後のラーメン殺人事件』
演出
編集- 『壜の中のラブソング』
- 『さよならは永遠の元カレ』
- 『東の空に輝く星ひとつ』
- 『缶詰め缶切り』
- 『落窪物語』