大久間喜一郎
大久間 喜一郎(おおくま きいちろう、1917年(大正6年)12月13日 - 2012年(平成24年)3月24日[1][2])は、日本の国文学者・歌人。明治大学名誉教授。若い頃にはラジオアナウンサーを務めた経歴も持つ。
履歴
編集東京府東京市浅草区(現・東京都台東区)に生まれる。1940年、國學院大學文学部国文科を卒業。卒業後、日本放送協会アナウンサーから満洲電信電話勤務となる(満州電信電話には森繁久弥もアナウンサーとして勤務していた)。
戦後、獨逸学協会中学校(現・獨協中学校・高等学校)教師を経て、明治大学経営学部助教授となり、1962年に教授に就任。1972年「古代文学の構想」で國學院大學文学博士。1988年に明治大学を定年退職し、名誉教授となる。1990年、高岡市万葉歴史館館長に就任し、1994年に高岡市民文化賞を受賞した。
著書
編集- 『古代文学の源流』桜楓社、1966
- 『古代文学の構想 万葉集の世界』武蔵野書院、1971
- 『古代文学の源流』桜楓社、1977
- 『古代文学の伝統』笠間書院 笠間叢書、1978
- 『古事記の比較説話学 古事記の解釈と原伝承』雄山閣出版、1995
- 『古代歌謡と伝承文学』塙書房、2001
- 『言葉をさかのぼる 紫苑短歌創立50周年記念出版』短歌新聞社、2002
- 『虚誕の花 大久間喜一郎歌集』短歌研究社、2008
共編著
編集参考文献
編集- [ISBN 978-4-8273-0086-4]
- 大久間喜一郎教授略歴・業績 人文科学論集、1988-03
- 『現代日本人名録』2002年
脚注
編集- ^ 大久間喜一郎名誉館長の部屋 - 高岡市万葉歴史館
- ^ a b 北日本新聞2012年3月31日