夢のサーフシティー』(ゆめのサーフシティー)は、「村上朝日堂ホームページ」のCD-ROM版の1作目。

夢のサーフシティー
著者 村上春樹
イラスト 安西水丸
発行日 1998年7月1日
発行元 朝日新聞社
ジャンル エッセイ、書簡集
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本
CD-ROM
ページ数 64
ウィキポータル 文学
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概要

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1998年7月1日朝日新聞社より刊行された。村上春樹が主に文を書き、安西水丸が絵を担当した。CD-ROMは正確には書籍の付録。

村上は、1996年6月4日、「村上朝日堂ホームページ」を開設した。同ホームページは1997年11月11日に更新休止するが、その間に掲載された読者とのメール交換をまとめたものが、本CD-ROMの「読者&村上春樹フォーラム」というページに収録されている[1]

また、『ぱそ』(1997年4月号~1998年3月号、ただし1997年6月号をのぞく)にホームページの一部が掲載された。

タイトルは、村上が元プロ野球選手土橋勝征に「夢のサーフシティー」というコードネームをつけたことに由来する[2]。米国の2人組音楽グループ、ジャン&ディーン[3]に「サーフ・シティ」という楽曲があり、1978年に製作された彼らの伝記TV映画『Deadman's Curve』の邦題が「夢のサーフシティー」だった。

主な内容

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  • 読者&村上春樹フォーラム1~106 (1996年6月27日~1997年11月12日)
  • 村上の近況1~6 (1996年6月~1997年正月)
  • 村上ラヂオ1~22 (1997年1月24日~1998年3月23日)[4]
  • アンダーグラウンド』フォーラム1~4 (1997年3月14日~同年6月23日)
  • 村上朝日堂・番外編 「歌詞の誤訳について」
  • 「丁稚イガラシ物語」
  • 安西水丸コーナー
    • 安西水丸美術館
    • 読者と安西水丸フォーラム
    • 今週&今月の水丸
    • 「安西水丸の宝箱」ホームページ展
    • 安西水丸出版作品一覧
  • ホームページ案内 (『ぱそ』編集長の五十嵐文生によるもの)
  • 特別付録・南青山「愛人カレー」対談 (村上と安西の会話を録音したもの。1998年1月27日収録。10分54秒)

脚注

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  1. ^ 本CD-ROM 「読者&村上春樹フォーラム」
  2. ^ 本CD-ROM 「村上ラヂオ16」
  3. ^ 1973年のピンボール』で語り手が次のように述べる場面がある。「問題は、と僕は思う。僕に合った場所が全て時代遅れになりつつあることだった。(中略) もう誰もミニ・スカートなんてはかないしジャンとディーンなんて聴かない。最後に靴下どめのついたガードルをはいた女の子を見たのはいつのことだったろう?」
  4. ^ 「村上ラヂオ 17」は五十嵐文生(前半)と犬のウィロウ(後半)が執筆している。

関連項目

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