多和駅(たわえき)は、北海道川上郡標茶町字多和にかつて設置されていた北海道旅客鉄道(JR北海道)標津線廃駅)である。

多和駅
たわ
Tawa
標茶 (2.7 km)
(10.0 km) 泉川
所在地 北海道川上郡標茶町字多和
北緯43度19分19秒 東経144度36分47秒 / 北緯43.32194度 東経144.61306度 / 43.32194; 144.61306座標: 北緯43度19分19秒 東経144度36分47秒 / 北緯43.32194度 東経144.61306度 / 43.32194; 144.61306
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 標津線
キロ程 2.7* km(標茶起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1961年昭和36年)4月10日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)4月30日[1]
備考 標津線廃線に伴い廃駅
*キロ程は実キロ(営業キロは最後まで設定されなかった)
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1977年の多和仮乗降場と周囲約500m範囲。上右が標津線中標津方向。上左が釧網本線網走方面。駅の標茶側に踏切。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

歴史

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駅名の由来

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地区名より。釧路川の東支流の名称でもある。名称由来についてアイヌ語研究者の山田秀三は丘陵線のたわんだところを指す和語「たわ」による[2][3]、とした上で、「松浦図[注釈 1]にそれらしい川名があるのでアイヌ語かもしれない[2]」としている。

アイヌ語由来説については、一説には樺太アイヌのことばでキハダの実を採る木かぎを表すとされる「タパ(tapa)」が変化したものとされている[3]

駅構造

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単式ホーム1面1線を有する無人駅(地上駅)で、元々は仮乗降場だったことから、木造木板張りの簡易型ホームが北西側(標茶方面に向かって右側)に、ホームへの階段手前に待合室が設けられていた。なお、この駅の近くには釧網本線が走っているものの、釧網本線側に当駅が設けられることはなかった。

駅周辺

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多和の集落がある。

隣の駅

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北海道旅客鉄道
標津線
標茶駅 - 多和駅 - 泉川駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 松浦武四郎『東西蝦夷山川地理取調図』のこと。

出典

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  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、926頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 272. ISBN 978-4-88323-114-0 
  3. ^ a b 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 56. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2019年1月6日閲覧。 

関連項目

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